エビデンスがなくても売れるのはナゼ?

2022.05.12

大手ハウスメーカーや地域のビルダーは自社の造る住宅をこんな風にアピールします。

 

 

「弊社の住宅は、高気密・高断熱なので高性能住宅です!」

 

 

しかし、このようなセールストークをする会社の大半は高性能住宅のエビデンス(根拠)を示していません。

 

 

断熱力がどの位なのか?性能の数値は?気密の性能は?について質問すると、適当な回答でお茶を濁します。

 

 

では、なぜこのような事が起きるのでしょうか?

 

 

それは共通した基準で比較できない点にあります。

 

 

例えば車なら、燃費を比較する基準は統一されており、低燃費か否かは一目瞭然です。

 

 

しかし、住宅の場合の燃費(光熱費)を提示出来る会社はほとんど存在しません。

 

 

私達が造る住宅は、断熱性能を数値化出来るのはもちろん気密性能も測定結果に基づき数値化しています。

 

 

つまり、エビデンスがあるので高性能住宅という訳です。

 

 

住宅会社選びで迷ったらこんな質問をしてみましょう!

 

 

「御社の造る住宅は性能を数値化するエビデンスはありますか?」と・・・

 

 

ほとんどの住宅建築会社は、イメージで話を進めようとします。

 

 

「風通しの良い設計により、すこやかに生活出来ます!」

 

 

「自然素材を採用しているので、健康に暮らせます!」

 

 

話だけ聞くと何だか良さそうな気もしますが、上記のようなポエムには注意が必要です。

 

 

風通しの良い住宅は開口部を大きくするケースや窓の数を多く配置する事があります。

 

 

このような場合、窓から侵入する熱や窓から逃げる熱が多くなり断熱性能が低下する可能性が高くなります。

 

 

自然素材を採用したとしても、室内の換気装置の性能が低かったり気密性能が低い場合は計画的に換気が出来なくなります。

 

 

つまり、風通しや自然素材も重要ですが、それ以上に重要な部分があるという事を忘れてはいけないのです・・・

 

 

エビデンスがなくても重要な部分をポエムで煙に巻く業者も存在するので、ご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最新情報