基礎を見れば家造りへのこだわりがわかる

2023.03.18

住宅には基礎が必要ですが、その施工方法は各社様々です。

 

 

現在造られている住宅の基礎は、いわゆるべた基礎と呼ばれる施工方法であり旧来の布基礎とは異なります。

 

 

昔からある布基礎が問題ではありませんが、建物の下全体に土間のコンクリートを打設するべた基礎の方が耐震性や湿気による木材の腐食を考えると有利である事は間違いありません。

 

 

さて、大半の住宅建築会社が採用するべた基礎ですが、大まかには土間のコンクリート15センチ、立ち上がり幅12~15センチ、高さ40センチ前後で構成されています。

 

 

土間コンクリートの下には防湿シートと砕石が施工されており、コンクリートの内部は10ミリと13ミリの異形棒鋼(鉄筋)が入っています。

 

 

鉄筋の本数や配置については各社異なりますが、そのほんどが15センチ~30センチの間隔で鉄筋が配置されています。

 

 

と、ここまではどの会社も大差ないので、どの会社の基礎が優れているのかは優劣が判断出来ません。

 

 

しかし、ここで問題となるのがコンクリートの水分量(スランプ)です。

 

 

コンクリートに含まれる水の量を少なくすると強度は増すものの、施工性が悪くなるので極端に水の量を減らす事は出来ません。

 

 

とはいえ、施工出来るレベルギリギリのラインで水の量を減らす努力は必要であり、弊社が採用するコンクリートの水の量は極力抑えています。

 

 

また、土間と立ち上がりのコンクリートをを別々に打設する会社が大半ですが、2回打ちの場合コンクリートが一体ではないので、土間と基礎を一体でコンクリート打設する基礎の方が強度は高いのです。

 

 

こうした問題は住宅造りのプロなら認識しているのですが、土間と立ち上がりを一体のコンクリートで施工する会社はごくわずかしかないのが不思議に感じます。

 

 

少々技術的なお話でわかりにくい内容でしたが、弊社の基礎を見ていただければ「なるほどね!」とご理解いただけると思います。

 

 

実験棟の基礎が一部見えます。

 

 

この基礎は表面にモルタルを塗っていません。

 

 

ほぼ全ての住宅建築会社は土間と立ち上がりのコンクリートジョイントの見栄えが悪いので基礎の表面にモルタルを塗っています。

 

 

しかし私達が造る基礎は、土間と立ち上がりを一体で打設するので、土間と立ち上がりのジョイントがなく圧密された良質なコンクリートの為、表面にモルタルを塗る必要がありません。

 

 

県内で基礎にモルタルを塗らずコンクリート打ちっ放しで施工する会社はほとんどありません・・・

 

 

基礎に自信があるからこそ、素のままでお化粧しないのが弊社の基礎へのこだわりです。

 

 

 

 

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