同じ外断熱でも性能が異なる!?

2018.09.20

木造住宅の断熱工法は内断熱(充填断熱)と外断熱(外張り断熱)の2つが多く採用されています。

外断熱の場合は、構造体の外側に硬質の断熱材を張る事で連続した断熱が可能になり、断熱欠損(熱橋)をつくらないメリットがあります。

しかし、実は断熱材は外張りした後の工法には2つの方法があり、性能は全く異なります。

1つは、断熱材を外張りした後にその断熱材に直接樹脂のモルタルなどを塗り仕上げるケースがあります。

こうした工法は、工期短縮や工程を少なく出来るのでコストダウンが出来る反面、屋外の日射を外壁が受ける事で外壁面の温度が上昇し、その温度を直接断熱材に熱伝導してしまうという問題があります。

特に夏季の南面の外壁は日射により50℃~60℃に上昇する事もあり、この外壁の温度がダイレクトに断熱材に伝わり、室内へ熱が侵入する可能性があります。

これに対し私達が造る外断熱はこうなります。

構造体の外側に断熱材を張るまでは一緒ですが、断熱材と外壁の下地との間に空気層を設け排熱できる仕組みになっています。

こうする事で、外壁面の温度が上昇しても通気層の上昇気流により排熱する事で外壁の熱を直接断熱材に伝えずに済むのです。

このような熱の伝わり方や排熱の方法は、ある程度知識のある業者なら理解しているのですが、コストの問題などから採用しない会社も存在します。

完成すれば、どちらも同じ外断熱ですが住み心地は異なるのは言うまでもありません・・・

私達は、住宅造りに1ミリの妥協もしない集団です。

だって、妥協すればそれなりの住み心地の家しか出来ないからです・・・

群馬県内で一番住み心地の良い住宅を造るのが私達の使命だと考えています!

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