欧米の冷暖房事情

2024.05.3

欧米の住宅で使われる冷暖房器具は主に天然ガスが主流でした。

 

 

しかし、エネルギー価格の高騰によりヒートポンプ式暖房の採用が多くなり始めています。

 

 

ヒートポンプ式とは簡単に言えばエアコン暖房のようなものであり、天然ガスを使用する燃焼式ではありません。

 

 

エアコン暖房にすれば、CO2の排出がないのはもちろん少ないエネルギーで冷暖房出来ます。

 

 

こうした流れに国内エアコン大手のダイキンやパナソニック、三菱電機は欧米で冷暖房設備の売り上げを飛躍的に上昇させています。

 

 

日本にいると「冷暖房はエアコンでしょう」となりますが、海外では認知度が低かったようで今後エアコンによる冷暖房が主流になりそうです。

 

 

電気料金が過剰に上昇しなければ、ヒートポンプ式の冷暖房設備はコスパが高く設備自体の価格も安価です。

 

私達が造る住宅は、床下に1台のエアコンを設置して家を丸ごと暖房出来ます。

 

冷房は2階に1台と1階に1台程度エアコンを配置し、メインは2階のエアコンを利用します。

 

気温が35℃を超える時期は補助的に1階のエアコンも運転する事で家全体を冷やせます。

 

24時間連続運転が基本でエアコンに負荷をかけない事で電気の消費を抑えています。

 

「24時間エアコン運転?電気代が高くなるのでは?」と感じる方もいるかと思いますが、実は真逆です。

 

一般的な住宅でエアコンを24時間運転すれば、それなりの電気代になりますが、高性能住宅の場合は異なります。

 

設定温度を25℃~28℃にしておけば、室温が設定温度になった時点でエアコン運転は停止するので、実際には24時間エアコンがフル稼働ではありません。

 

 

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