高気密・高断熱住宅の欠点
2019.05.25:
高気密・高断熱住宅(高性能住宅)にも欠点はあります。
その1つに音の問題があります。
高性能住宅は隙間なく家を造るので、屋外の音も入りにくいのですが、屋内の音も屋外へ出にくくなります。
上記はメリットですが、屋外に音が出ないので、室内で音が反響してしまうというデメリットもあります。
室内で手をパンと合わせてみると、音の響きが感じられます。
こうした問題を解決する方法はいくつかあります。
室内の内装材に木材を採用する
勾配天井にして音が反響しないようにする
床にラグマットを置く
床をカーペットで仕上げる
などの対策があります。
高性能住宅に入居して間もない頃は「アレ、音の響きが気になるな・・・」と感じますが、時間が経過するにつれ音の響きも気にならなくなるケースもあります。
この部屋のように天井を勾配にしたり、ラグマットやカーテンも音の響き(エコー)を軽減します。
天井に板を張るのも視覚的・聴覚的に効果があります。
ベイスギの板は、良い香りがするので嗅覚的にも癒しの効果があります。