鉄骨系?木造系?
2025.06.8:
住宅選びの1つに構造を選択する必要があり、鉄骨系か?木造系か?という問題があります。
大手ハウスメーカーには鉄骨系住宅があり、木造系に比べ強度が高いので魅力を感じる方も少なくありません。
しかし鉄骨系に比べ木造系が弱い訳ではありませんし、鉄骨と聞けば「木材よりも強いのだろう」と感じるかもしれませんが、鉄骨と言っても重量鉄骨と軽量鉄骨は構造材の厚さが異なります。
商業施設や大型の建築物は重量鉄骨が大半で鉄の厚さは厚く、アパートや住宅などは軽量鉄骨の場合がほとんどなので鉄の厚さは薄くなります。
軽量鉄骨は、構造材である柱や梁とブレースと呼ばれる筋違いで構成されており部材構成は木造系と大差ありません。
鉄は火災に強いという感覚がありますが、火災が起これば鉄骨は熱によって変形してしまうので鉄だから燃えないので安心という事もありません。
鉄骨系と木造系は価格面も異なるので、カタログの強度面と金額を比較し「どちらにするか?」比較検討する必要があります。
住宅の構造は様々でRC・鉄骨・2x4・木造軸組みなどがありますが、構造で頭を悩ませる前にやるべき事があります。
それは、断熱構造や断熱性能です。
仮に火災に強く地震に強い住宅だったとしても快適に暮らせないのであれば、丈夫で快適ではない箱でしかありません。
断熱性能が高く快適に生活できる高性能住宅を数社選択した後、異なる構造を検討するという順に考えるのが良いと考えます。