建売住宅が今でも売れ続ける理由
2019.12.19:
取引のある不動産会社の社長と会う度に私は質問します。
私「最近建売住宅は売れてますか?」
不動産業者社長「はい、売れてますね!」
私「どんな人が購入しているのですか?」
不動産会社社長「所得が高い方も購入していますよ!」
以前は所得が高い人達は注文住宅を選択していましたが、最近は所得は関係なく建売住宅を選択するケースも少なくないようです。
こうした現象にはいくつかの理由があると予想しています。
建売住宅のクオリティーが高くなった
土地と建物がセットなので面倒な打ち合わせなどが不要
2000万円台からの価格帯で購入できるので割安感がある
アパートの家賃を払うなら建売を購入した方が支払額が低くなる
などの理由により建売住宅を選択しているようです。
では、購入した建売住宅に住み続けるか?という問題については、いづれ注文住宅を建築するという考えの方も一定数いるようです。
確かに、現在建築されている建売住宅は良質な物件が多く、私達のようなプロが見ても十分価値がある住宅だと感じます。
しいて言えば、光熱費や住み心地については劣る部分がありますが、コストパフォーマンスが高いのは事実です。
今後建売住宅の販売戸数が伸び、注文住宅の着工棟数が減少する中で非常に厳しいマーケットになるのは間違いありません・・・
私は建売住宅を造る気は一切ありません。
その理由は、私達が何を造るか?ではなく、私達が造った住宅でお客様が心から満足してくれるのか?にフォーカスしているからです。
こうした考えから利益を最優先した建売住宅を建築しないのです。
石頭建築人の私は、頑固一徹注文住宅の建築に徹しているのです・・・