全館空調システムは必要か?

2022.04.18:

住宅に全館空調システムを取付するハウスメーカーは数多く存在します。

 

 

全館空調とは、書いて名の通り家の全ての場所を空調する仕組みであり、どの部屋も快適な温度に空調出来ます。

 

 

確かに高性能な設備である事は間違いありませんが、デメリットはないのでしょうか?

 

 

全館空調のデメリット

 

 

設備本体の価格が高額であり施工費も高額になる

 

 

交換時期に高額の交換費用がかかる

 

 

ランニングコスト(光熱費)が高額になるケースもある

(住宅の性能によっては、月の電気料金が5万円を超える)

 

 

と、このような問題があります。

 

 

ではなぜ、全館空調を勧めるのでしょうか?

 

 

答えは簡単!

 

 

全館空調を設置しないと、夏は暑く冬は寒いからです。

 

 

ただこれだけで、これ以上はありません・・・

 

 

住宅建築時に全館空調さえセットで取付すれば、後で発生する光熱費や交換費用の事など関係ないと考えているのでしょう。

 

 

大変お粗末な話です。

 

 

家造りのプロが、住宅の性能が高性能でない為に高額な設備機器を勧めるなどという事は、私の家造り哲学ではありえない話です。

 

 

ズバリ、住宅の性能をアップさせれば、全館空調システムなど必要ありません。

 

 

というか、本物の高性能住宅を造れば、一般的な住宅の広さであれば、冷房用エアコン1台と暖房用エアコン1台で済むはずです。

 

弊社実験棟も床下にエアコン1台と2階ホールにエアコン1台のみの設置で夏・冬快適な室内になります。

 

全館空調など全く必要ありません・・・

 

というか、エアコン2台の設置費用が仮に30万円だった場合、全館空調システムでは300万円なんてケースも普通にあります。

 

空調設備機器の価格が10倍!

 

ありえないですね・・・

 

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