住宅産業は衰退産業なのか?
2025.10.25:
日本は少子高齢化や過疎化という問題や都市集中型の人口形態により地方の住宅建築というビジネスは衰退産業であると考えています。
年間住宅着工棟数が100万戸を大きく超えていた時代は終わり90万戸・80万戸と右肩下がりの着工数は毎年続き50万戸にまで落ち込むと予想するアナリストも存在します。
大まかには、住宅産業全体のパイが半減するイメージであり尋常な数字ではない状況に関係者は危惧しています。
しかしこの状況を変える事は誰にも出来ません。
私達のような地方の零細工務店はこうした状況でも受注し会社活動を続けなればならず、非常に厳しい道が待っているのは間違いありません。
私は楽観主義者なので「着工数が半分になるのなら会社の規模を半分にすればいいんじゃないの?」と考えます。
当たり前ですが、衰退産業で業績を毎年アップさせるのは非常にハードルが高く現実的ではありません。
市場原理に基づいてマーケットに合わせた企業活動が自然であり、無理をすれば大きな困難が待っているのは明らかです。
私はビジネスで勝負しないタイプなので市場に合わせた経営を地道にコツコツと進めます。
また、本業が厳しいのであれば副業で稼げば良いという考えも持っており、住宅建築業の他にいくつかの事業も手掛け本業の業績不振の時を想定し準備しています。

悲観的な日記になりましたが、住宅産業だけでなくどの産業も同様に厳しい時代が待っているように感じます。
私は楽な道よりも険しい道を選ぶ経営者なので、不況の足音が聞こえても何の心配もありません。
その理由は事前に今の状況を予想し全ての準備を完了しているからです。
備えあれば憂いなし
段取り八分という言葉がありますが、私は段取り名人でもあるのです
