住宅建築業界の昨今

2025.01.22:

現在国内の住宅建築業界は不況の真っ只中であるという記事がありました。

 

都内のマンション価格は数年前から上昇が続き現在の価格は高額であり高所得者でないと取得出来ない状況です。

 

戸建住宅に関しては供給過多でありながら価格も高止まりしており、販売価格を下げ売却を急ぐ大手建売業者も出始めました。

 

地方も例外ではなく、最近の建売住宅の販売価格を見ると「あれ少し前よりも安くなったのかな?」と販売苦戦しているようで価格を下げて市場へ供給している様子も見えます。

 

住宅の総合展示場は閑古鳥が鳴きマーケットに建築希望者が見えない状況で大手ハウスメーカーは「どうやって受注したら良いのだろうか?」と頭を悩ませているように感じます。

 

年間30棟・50棟・100棟以上着工していた大手ハウスメーカーやパワービルダーは非常に厳しい状況になっているのが現実です。

 

このような状況に弊社でも年間施工棟数は年々減少傾向にあり利益率も下落傾向で黒字を確保するのがギリギリの状態が数年間続いています。

 

しかし弊社は本来、数多く住宅を建築する考えはなく「棟数が減っても良質な住宅だけを造り続ける」という方針に変わりありません。

 

つまり売り上げ減・利益減であっても会社が存続出来るのであれば、それで良いと考えています。

 

弊社では固定経費削減の為、役員報酬の大幅な減額も今年から行う予定です。

 

こうした厳しい住宅建築不況を私は10年前から予想し全ての準備は出来ています。

 

住宅建築以外の別事業も立ち上げ13年が経過し軌道に乗りつつあります。

 

この住宅建築不況が何年続くか分かりませんが、住宅建築を続けられる体力や仕組みは出来ており何の心配もしていません。

 

これからの時代はどれだけ多く建築したか?やどれだけ利益を得たか?ではなくどれだけ長く生き残れるか?だと私は考えています。

 

現在の建築不況下では大企業や数多く建築する会社ではなく、生き残った企業が本物の勝者である

 

 

 

 

 

 

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