住宅の設計は難しい?
2024.08.23:
住宅の設計は難しいのか?という質問に私はこう答えます。
「難しくはありませんが、簡単ではありません」
その理由は、その土地に合う間取りは素人でも考えられますが、日射遮蔽や開口部の設計、雨水の侵入を防ぐ屋根の設計や構造上必要な耐力壁の計算などは建築士でなければ設計出来ないからです。
つまり、素人でも方眼紙に希望の間取りは出来ますが詳細の設計はプロにお任せした方が良いという事です。
私達もお客様の希望の間取りをヒアリングする際、方眼紙に希望の間取りを書いていただくケースがあります。
もちろん、そのまま間取りを採用する事はなくプロの目線で修正したり更に使い勝手が良くなるよう付け加えます。
建築希望者と私達プロが協力して理想の間取りが完成します。
こうした進め方とは真逆に「設計は全てプロにお任せします」というケースもあるようですが、私はお勧めしません。
だって、そこに暮らすのは設計士ではなくお客様なのですから・・・
設計士に全て依頼すると見栄えの良い間取りやデザインを提案される事があります。
確かにデザイン性に優れているのは悪くありませんが、住み心地や光熱費もデザインと同じかそれ以上に重要です。
私達が提案する住宅の設計は、住み心地良し・光熱費を抑え・家族が健康で長生き出来る住宅です。
当たり前ですが、どれだけ素晴らしいデザインの住宅でも住み心地が悪く、光熱費が高額で長生き出来ない家は論外だと考えています。