住宅の価格の内訳
2019.06.8:
住宅の価格はどのような内訳になっているのか?という疑問がある方は少なくありません。
住宅の価格の内訳は実に単純で①~③までで構成されています。
①製造原価(外注費や人件費や建材の仕入れ原価)
②会社の利益(人件費や展示場などの固定経費や宣伝広告費などの経費)
③上記にかかる消費税
①製造原価と③消費税はどの会社も大差ありませんが、②は大きな違いがあります。
A社の場合
従業員10名、広告宣伝は必要最小限、営業マンなし、展示場なし
B社の場合
従業員10名、広告宣伝費は年間1000万円以上、営業マン3名、展示場3か所
従業員数はA社B社共に同じですが、仮にA社とB社の売り上げが同じ程度だったとします。
A社は問題なく黒字経営出来ていたとしても、B社は②の会社の利益を大きくしないと赤字になってしまいます。
つまり、固定経費や人件費、広告宣伝費が高額になる会社ほど、会社の利益の金額が高くなってしまうのです・・・
私はこうした問題は起業した時に気づいていたので、「会社の利益を出来るだけ少なくしてリーズナブルな価格の住宅をお客様に提供したい!」と考えました。
その結果、展示場なし、営業マンなし、宣伝広告費も必要最小限となった訳です。
だって、良い家を造れる会社だったとしても、建築費用が高いのではお客様に選んでもらえないからです・・・
当たり前と言えば当たり前の事ですが、意外とこれが出来そうで出来ないのが住宅建築業界なのです・・・・
私達のようなスタイルで会社を続ける為には、表には出ない裏の仕事が山ほど待っているのです。
裏の仕事とは皆様ご存じのアフターサービスです。
時間と手間をかけ、1軒1軒アフターサービスを続ける事で、受注に結び付きます。
こうした裏の仕事は、地味であり地道な作業です。
しかし、お客様目線で考えれば当たり前の仕事でもあります。
地味で、地道な仕事に汗を流す事こそが重要である!