1本の電話から道が開ける
2022.04.20:
木材価格の高騰が今年に入っても止まりません。
少し前に海外からの輸入木材が物流障害や海外の需要増などの影響から日本へ入りにくい状況になったのがウッドショックの始まりです。
最近では、円安の影響もあり輸入木材価格が高騰し続け、輸入材に足並みを合わせるように国産の木材価格も上がり続けています。
本来なら輸入材に比べ割安になるはずの国産材も高騰しているのが現状です。
数年前に比べると木材の価格は2倍以上であり、これに連動して集成材やベニヤなどの合板も2倍の価格に跳ね上がっています。
さすがに私もここまで価格が高騰するとは予想しておらず、一般的な住宅では木材と合板だけで軽く200万円を超える位価格がアップしています。
しかし、木材を利用しなければ木造住宅は建築出来ません・・・
そこで私は木材の供給業者さんへ1本の電話をしました。
「輸入の木材が上がってるけど、国産材で良質かつ安価な木材はあるかい?」
「はい、ありますよ!」
「えっ・・・・」
私は一瞬耳を疑いましたが、「九州のメーカーの木材なら輸入材よりも安く提供できますし、ちょうど今その業者と会っているところです」と言うのです。
「この後御社へ行かせますが、いかがですか?」という事で私は
「ぜひ、お願いします!」と電話を切りました。
そしてこのメーカーさんと商談した後、弊社と取引のあるプレカット業者さんへメーカーさんを紹介する段取りとなりました。
順調に話が進めば、一般的な輸入木材や国産の木材よりも安価で良質な木材を入手できる可能性があります。
たった1本の電話で、事態が良い方向へ向かう事もあります。
常に問題意識を持ち、行動する事の重要さを再認識した出来事でした。
こんな事は誰でも出来そうな内容ですが、現実的には誰にも出来ませんし、もちろん弊社のスタッフも出来ません・・・
もし出来る人がいれば、ウッドショックなど一切関係ないスーパー工務店になれます。