試験的に採用してみる
2025.12.27
現在弊社で採用するサッシは現在、真空トリプルガラスの樹脂サッシ又はアルゴンガス入りダブルLOW-Eトリプルガラスの樹脂サッシのどちらかです。
どちらのサッシも同じ位の高性能ですが、これらのサッシよりも高性能なサッシが存在します。
この高性能サッシは価格が今よりも約15%アップするので採用するのは難しいと判断していました。
しかし来年建築する戸建て賃貸住宅で試験的に採用する事になりました。
この戸建て賃貸住宅の断熱も今までとは異なり、天井ウレタン断熱250ミリ・外壁フェノールフォーム50ミリ外張り+ウレタン100ミリ吹付断熱を予定しており、断熱性能は20%アップとなります。
今よりも高性能サッシ+高性能断熱にする事で断熱性能は約20%向上しUA値は0.25という数値で試算しています。
この数値は県内では最高レベルの断熱性能であり、国内でもトップレベルの断熱性能を持ちます。
こうした取り組みにはある背景があります。
それは、私達が造る住宅へ年末点検などでお伺いすると、この時期でも暖房していないのに室温が20℃以上あるお宅が数件ありました。
私達はこうした状況をふまえ「もう少し断熱性能を上げれば暖房なしでも快適に過ごせる住宅が出来るのでは」と考え更なる高性能化に取り組んでいます。
暖房しなくても冬暖かく過ごせる住宅はできるのか?

暖房なし又は月に数回の暖房で過ごせる住宅が建築出来るとすれば、この家の暖房にかかる光熱費はゼロかごくわずかになります。
電気代金の高騰が続く昨今、床暖房や室内暖房を必要としない住宅であれば、光熱費は極限まで抑えられ経済的に豊かに暮らせます。
しかし、住宅を高性能化する上で問題になるのが建築費のコストアップです。
コスト削減に頭を悩ませる日々は続きます
