大工手間を計算する

2025.08.31

弊社には社員の大工である小林君が在籍していますが、1人では全ての現場の大工工事は出来ないので外注の大工さんへ工事を依頼しています。

 

外注の大工さんとは手間賃を決め費用を支払いますが、時には手間が余分にかかり取り決めした金額では足りなくなる場合があります。

 

こうした時は大工さんと話し合い、足りない費用を弊社からお支払いしています。(お客様からはいただきません)

 

約30年前、私が下請け大工職人の時に苦労して大工工事が完了した後、人工計算してみたら「あれ手間賃がこんなに安くなってる・・・」という事がありました。

 

私は元請けの会社に「追加費用をいただけませんか?」と打診しましたが、どの会社も追加の大工手間を出してくれる会社はありませんでした。

 

この時私は「自社が元請けになったら大工さんへ追加手間が払える会社になる」と決めていました。

 

あれから約30年

 

弊社では全ての現場において大工工事終了後、大工さんと取り決めした金額で問題ないか聞いています。

 

「今回の現場の手間賃で大丈夫ですか?」という問いに対し大工さんは

 

「大丈夫ですよ、手間が厳しい現場の時は相談しますね」と返答があります。

 

会社に在籍している小林君担当の現場も大工手間がどの位になっているか?計算します。

 

外注の大工さんへ依頼する場合の費用をかかった人工で割ると大工手間が算出出来ます。

 

この数字を見れば、どの位大工手間がかかっているか?が判断出来ます。

 

 

 

 

 

生産性向上は難しい

2025.08.30

弊社では社員の生産性向上を目指しています。

 

規定の労働時間内で効率の良い家造りが出来るよう新しい仕組みを考え実践します。

 

少しでも無駄に感じる業務を削減し重要で必要な業務を選別して生産性向上を進めます。

 

しかし、実際にこうした取り組みをしているとこんな問題も発生します。

 

現在2人で行っている業務は1人で出来るのものの、実際には2人で行った方が良い面が多い

 

社員が行わず外注すれば良いが外注コストが発生する

 

理想と現実が交錯しどうすれば良いか?を見極めるのが難しいのです。

 

このような場合、社員全員で話し合い様々な意見を出し合った後、私が統括し取りまとめ方向性を出しています。

 

どのような生産性向上についても一度やってみなければわからないので、まずやってみるのが私の考えです。

 

やる前から色々話しても結果がどうなるか?は誰にも分かりません。

 

まずやってみる

 

結果を検証・改善し更にやってみる

 

この繰り返しです

 

 

 

 

 

 

 

個性的なキッチン

2025.08.29

キッチンは使い手のこだわりが色濃く出るスペースです。

 

天板の高さは私の身長に合わせて高さを決め

 

シンクと水栓は使い勝手の良い物を選択

 

食洗器はお気に入りのメーカーにして

 

など様々なキッチンへのこだわりがあると思います。

 

しかしキッチンメーカーの既製品では満足できない方も少なくありません。

 

 

 

「お客様のこんなキッチンにしたい!」を実現するのが私達の仕事です。

 

 

 

室内を明るく設計する

2025.08.28

住宅の間取りによっては明るい部屋と暗い部屋が出来でしまうケースがあります。

 

南に面する部屋は日差しが入るので明るくなりますが、西・東の部屋は時間帯によって暗くなる事があります。

 

北の部屋は窓を設けても暗く感じる場合もあるので窓を大きくしたいところですが、窓を大きくすると窓から熱が出入りするのであまり大きく出来ません。

 

私達はこうした現象を踏まえ方角と窓の大きさや形状を考慮した窓配置をしてどの部屋も明るくなるよう設計しています。

 

 

東の窓と2階北側の天窓、北側のテラスドアから光が入り室内が明るくなるよう設計

 

 

北側にある天窓1つだけでこうした空間も明るく出来ます。

 

天窓は一般的な窓に比べ約3倍の光が入りますが、南面に取付すると光が入り過ぎるので北側取付をお勧めしています。

 

 

 

小屋裏収納

2025.08.27

住宅には用途に応じた収納が必要ですが、普段使わない物を置くスペースがあると便利です。

 

旅行で使うスーツケース

 

五月人形やお雛様

 

スノーボードやスキーの道具

 

上記の品物は季節や時期が来た時だけ使う物ですが、どこかに収納しなければなりません。

 

こうした物は小屋裏に収納するのをお勧めしています。

 

正面のドアの奥が小屋裏収納です。

 

天井高1.4M以下にすれば床面積には参入されず固定資産税の対象になりません。

 

内装を安価に仕上げればコストも抑えられます。

 

夏の温度上昇や湿気の問題を克服する為、断熱や気密は他の部屋と同様に行い換気システムの排気もしています。

 

屋根裏になってしまうデッドスペースを有効活用すれば室内にモノが溢れない生活が可能です。

 

 

 

 

 

 

試験的に造ってみる

2025.08.26

私達は新しい工法や新しい部材を採用する際、一度実験棟や戸建て賃貸住宅で採用して造ります。

 

 

念入りに検討し新工法や新しい部材を取り入れますが、いきなりお客様の家に採用する事はありません。

 

 

一度造ってから結果を検証します。

 

 

改善が必要な場合もありますが、改善せずにお客様の家に採用するケースもあります。

 

 

今まで数多くの工法や部材を取り入れてきましたが、現在進んでいる新工法は過去に類を見ない全く新しい概念の住宅です。

 

 

今までは床下エアコンで暖房し室内のエアコンで冷房していましたが今年の夏から床下エアコンで冷房し送風する冷房も取り入れ始めました。

 

 

平屋でれば、床下エアコン1台で冷暖房が可能になり設置コストと光熱費が最小限に抑えられます。(2階建ての場合は2階にエアコン1台設置)

 

 

いよいよ長年考えていた究極の省エネ住宅が出来そうです。

 

薪ストーブ

2025.08.25

この時期に薪ストーブの日記は時期的に合いませんがお付き合い下さい。

 

弊社の社屋と私の自宅には薪ストーブが設置してあります。

 

冬季の暖房は床下エアコンを基本としていますが、1月・2月の寒い日は補助暖房として薪ストーブを利用しています。

 

自宅で燃やす薪は広葉樹のナラで会社は現場で発生した端材を利用しています。

 

松や杉などは焚き付けとして利用しメインの薪はアッシュなどの広葉樹を燃やすので薪が長持ちします。

 

弊社で施工させていただくお客様のお宅でも薪ストーブを設置する場合、現場で発生する木材を無料でお渡ししています。

 

薪を全て購入すると高額になるので、弊社の端材を併用していただけば燃料コストを抑えられます。

 

薪ストーブも安価な商品から高価で良質な商品まで様々です。

 

私達がお勧めする薪ストーブは、長く利用出来る良質の商品です。

 

煙突は断熱二重煙突を下から上まで施工しドリフトはスムーズ、煙も出にくくなり煙突内の煤もほとんどつきません。

 

薪ストーブの温度を300~350℃位まで上げダンパーを閉じ空気の量を減らすと煙がほとんど出ずに薪が長持ちします。

 

私も15年程度薪ストーブの経験がありますが、煙を出さずに燃やすのは簡単そうで難しいと毎回感じます。

 

木材の樹種や大きさ・燃やす温度やダンパーを閉じるタイミングなど微妙な感覚や経験が必要になります。

 

それでも燃える炎を見ながら過ごす時間は最高のひと時です

 

オリジナルの建具

2025.08.24

私達はお客様の「こんなのあったらいいのにな・・・」という要望に応える工務店です。

 

「玄関から出かける前に姿見の鏡が欲しいけど、玄関クロークの入り口あたりにあったらいいのにな」という要望もあります。

 

こんな時私達は「では、玄関クロークの建具を鏡にしてはどうでしょう?」とご提案します。

 

正面に見える建具の奥はクロークになっており建具の中央は鏡になっています。

 

「それは出来ません」や「これは追加料金が・・・」というのが一般的ですが、私達は喜んでお客様の要望を叶えるお手伝いをする親切工務店です。

 

出来ない事などない

 

ヤル気があるか否かだけである!

 

 

 

 

個性的な壁

2025.08.23

インテリアをセンス良く仕上げる方法はいくつかあります。

 

統一感や質感を合わせ色使いも一定のルールに基づきセレクトすればセンス良く仕上がります。

 

しかしファッションにも共通していますが、あまりにも統一感があり過ぎると面白くない感じになってしまうケースがあります。

 

私達はこうした現象を避ける為こんな壁もご提案しています。

 

今まで施工した現場の端材である床板や木材を張り合わせた壁です。

 

厚さや材質・色や木目が異なるので面白い表情の壁になります。

 

天井や壁のクロスを白にした場合シンプルに仕上がる反面、つまらない印象になってしまう場合があります。

 

このような時にアクセントとして板張りの壁も変化があって面白いと考えご提案しています。

 

 

経験が良質な家造りにつながる

2025.08.22

住宅を建築し数年が経過すると様々な変化や問題点が発生します。

 

例えば

 

玄関ドアが閉まりにくくなる

 

室内の引き戸のハンガーレールが外れ動かなくなる

 

床板の隙間が目立つようになる

 

天井や壁のクロスの隙間が出た

 

エアコンから冷風が出なくなった

 

など機器の故障や不具合は必ず起こります。

 

こうした問題に対し私達はお客様のお宅に伺い状況を確認し最善を尽くします。

 

修理や調整で直る場合もあれば、部品の交換や場合によっては機器ごと交換するケースもあります。

 

そして問題があった内容を翌日社長に報告し今後どうすべきか?を検討します。

 

問題のあった機器を今後も採用するべきか?

 

不具合のあった部材は今後どのような部材に変える必要があるか?

 

施工の方法は適正であったのか?

 

など様々な方向から検証し今後同じような問題が起こらないよう改善対策を講じます。

 

住宅は完成してから様々な問題が起こりますが、こうした問題から逃げるのではなく正面から向き合い今後の家造りに生かすのが弊社のスタイルです。

 

そして常に改善する事で最善の家造りが出来るようになるのです。

 

薪ストーブの様子です

 

このストーブも生産国やメーカーによって様々な特徴があります。

 

近年では二次燃焼・三次燃焼するタイプのストーブが大半なので煙突から煙がほとんど出ません。

 

薪の燃やし方にもよりますが、出来るだけ高温にして薪を燃やし空気の流入を絞れば煙を出す事なく上手に利用出来ます。

 

このストーブの燃やし方にもコツが必要ですが、数多くの経験があれば適正にストーブを使えます。

 

経験を生かす点では家造りも薪ストーブも同じように感じます。

 

 

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