米杉材の魅力
2025.05.23
私はカナダなどに建築されるログハウスや木の板張りの外壁を好みます。
弊社の外壁も米杉の板張りになっており約20年経年変化を楽しんでいます。
塗装する前の米杉は赤茶色をしていますが、特殊な塗料でグレーに塗装し年数が経過するといい味が出てきます。
米杉を塗装して間もない外壁の様子です。
初めはグレー感が強く出ていますが、5年・10年・15年が経過すると紫外線や雨が当たり色が変化します。
この建物は建築後数年が経過し、紫外線が当たりやすい南面はグレー感が落ちて赤茶色や濃いグレーに変色しています。
この雰囲気を「いい感じ!」と感じるか「少し汚れてきたのかな?」と感じるかは人それぞれです。
私はこうした経年変化をビンテージジーンズのように解釈し「いい味が出てきたな」と感じます。
木の板張りは耐久性が高くないので、傷んだ部分の外壁交換や再塗装も必要になります。
面倒なメンテナンスは必要ですが、新築時にはない個性的な経年変化を楽しめる外壁でもあります。