住宅の価値

2025.03.9

住宅の価値感は人それぞれであり価値の基準はありません。

 

広くて豪華な家に価値を感じる人もいれば、コンパクトで使い勝手の良い住宅に価値を感じる人もいます。

 

私は1年を通じて快適な室温や湿度を保て省エネな住宅に価値があると考えています。

 

快適な室内は健康を維持出来るので体調が良くなり、省エネな住宅は光熱費を抑えられるので出費を抑制できます。

 

こうした価値観は様々なので、どのような住宅に価値があるのか?は甲乙つけられませんが、何の為に家を造るのか?を掘り下げて考えると本当の答えが見えてきます。

 

人は幸せになる為に日々生きています。

 

幸せを感じる為には家族が必要だったり住宅が必要な場合もあります。

 

しかし家族との関係が悪くなったり、その住宅に住んだ結果健康が維持出来なくなったらどうでしょうか?

 

本末転倒ですね

 

家族の関係が良好で家族全員の健康が維持出来れば理想的な幸福感を味わえます。

 

当たり前のようですが、これが意外と難しいように私は感じます。

 

 

 

 

 

相手にどう伝わったか?が重要

2025.03.8

よくある話ですが「私は言われたようにやりましたが私の何が悪いのですか?」という人がいます。

 

人に頼まれた内容をそのまま相手に伝えた為、相手の気分を害してしまう事があります。

 

しかし本人は「私は言われたようにやっただけ!」と言い張りますが、相手の気分を害したのであれば言われたようにやるのではなく本人が考え相手の気分を害さないよう行動するべきです。

 

自身がどうしたのか?ではなく相手にどう伝わったのか?が重要だと私は考えます。

 

もし仮に会社組織の中で全ての職員が「私は言われたようにやっただけです何が悪いんですか?」となってしまったのでは会社として成り立たないのです。

 

私は相手の立場になって物事を伝えるるよう心掛けています。

 

こうする事で相手とのトラブルは最小限になります。

 

人からの頼まれ事もそのまま伝えれば良いというものではありません。

 

相手の立場になり物事を伝え、相手の気分を害さないよう気遣いする必要があります。

 

 

ノルマが企業をダメにする

2025.03.7

企業で働く会社員にはノルマがある場合とそうでない場合があります。

 

 

このノルマが良いか悪いか?は別としても近年の特徴はノルマが企業をダメにするケースが目立ちます。

 

 

大手自動車販売のビックモーターやレオパレスなどがそれであり、様々な問題が起こった大手企業は、このノルマによって内部から崩壊したようにも感じます。

 

 

確かに企業はボランティア団体ではないので、利益を追求する必要性はあります。

 

 

しかし、売り上げや利益に固執するあまり不正や隠ぺいといった問題が起こりやすいデメリットもあります。

 

 

私達はこうした問題が起きないよう社員に対してノルマもなければ、目標売上や目標利益といったものはありません。

 

 

不正や隠ぺいをしてまで企業が成長する理由はありませんし、こんな方法で大きな会社に成長しても意味はないのです。

 

企業には良いイメージが必要です。

 

上記の大手企業には悪いイメージが定着し企業活動の足かせになっています。

 

会社に泥がついてしまうと、1年や3年で綺麗になる事はありません。

 

クリーンなイメージで企業活動するのも弊社の方針です。

 

 

在宅ワークをどこまで管理するか

2025.03.6

2020年に発生した新型コロナ感染流行により在宅ワークが推進され始め4年以上が経過します。

 

在宅ワークを推進していた企業も会社への出勤を命ずるケースや在宅ワークと会社勤務を継続する企業もあります。

 

しかし、この在宅ワークをどこまで会社が管理出来るか?という問題があります。

 

在宅ワークの申告はあるものの、自宅で仕事をしてるか?否か?の管理は現実的に出来ないので働く側の自己申告しか方法はありません。

 

在宅ワークで行った仕事を管理する側が毎日チェックすれば、ある程度の管理は出来ますが作業時間が1時間なのか3時間なのか?までは精査出来ません。

 

管理出来る方法の1つに会社の勤務時間と在宅ワーク時間を比較し、会社で行った作業内容と在宅での作業内容を比較する方法があります。

 

仮に双方同じ時間であれば、作業の内容や量も同じになるので比較すれば在宅時の作業効率がどの位であるか?が精査出来ます。

 

在宅ワークをごまかすような働き手は少数だと思いますが、疑う前に会社側が管理し精査する仕組み作りが必要です。

 

 

 

 

 

 

損得勘定

2025.03.5

損得勘定という言葉があります。

 

商売の世界では利益が必要なので会社が得する必要があります。

 

しかし、得ばかりしていると相手が損する場合もあるので注意が必要です。

 

私は個人でも会社でも損する事が非常に多く、損した時は「次に得すればいいか・・・」と考えます。

 

施工したお客様のお宅では、こちらのミスがあった場合は弊社の費用負担があります。

 

しかし、全体的に見れば得しているように感じます。

 

その理由は、弊社が損した結果お客様が得をし信頼関係が生まれご紹介いただき仕事が続くという現象です。

 

その時は「今回は損したな・・・」とへこみますが、「次は何か得するだろう!」と考え前向きに取り組みます。

 

世の中で生きていれば色々な事が起こります。

 

その時々で一喜一憂せず、正しい道を歩きたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

気密性の重要性

2025.03.4

高性能住宅と言えば高断熱・高気密というイメージがあります。

 

断熱材を厚くしたり高性能な断熱材を採用すれば比較的簡単に高断熱は実現出来ます。

 

しかし高気密については独自のノウハウや施工技術が必要であり簡単には高気密に出来ません。

 

気密シートや気密テープ、発泡ウレタンやなどの部材を使い住宅の隙間を塞ぐのですが、いくら隙間を塞いだところで隙間がどの位になったのかを測定しなければ実際に高気密になったのかは実証出来ません。

 

気密工事終了後に気密測定を行えば隙間がどの位あるのかは把握できますが、全棟気密測定を行う住宅建築業者はごく少数であり大手ハウスメーカーも測定しないのが大半です。

 

ではなぜ大手も含め全棟気密測定しないのでしょうか?

 

その理由は、もしも全棟気密測定したら全ての住宅が高気密ではない可能性が高いのかもしれません。

 

私達は28年間高性能住宅を建築した経験とノウハウがあるので分かりますが、経験やノウハウのない一般的な会社で高気密を実現するのは非常に難しいのです。

 

本物の高性能住宅を選ぶのであればこんな質問をしてみましょう

 

「御社は全棟気密測定していますか?」

 

「もし、していないとしたらなぜですか?」

 

この答えに即答出来る会社とそうでない会社があります。

 

「弊社は中気密なので・・・」という回答や

 

「全ての現場では測定していませんが、モデルハウスの気密の数値は・・・」という回答かもしれません

 

質問に対し回答があいまいな場合は、本物の高気密住宅を造る会社ではないのかもしれないと考えた方が良いでしょう。

 

 

 

 

住環境を整える難しさ

2025.03.3

住宅の室内環境を整えるのは非常に難しいと感じます。

 

その理由は、温度と湿度を適度に保つのはもちろん内装材の表面温度の管理も非常に重要になるからです。

 

「内装材の表面温度?」

 

人が感じる体感温度は(室温+室内表面温度)÷2となり、室温を上げ下げしただけでは快適な体感温度になりません。

 

例えば室温を20℃に設定し適温になったとしても室内表面温度が10℃だった時は(20℃+10℃)÷2=15℃の体感温度になってしまうのです。

 

これはよくある現象で「エアコンの設定温度は20℃なのに何で寒いんだろう?」と感じます。

 

この場合、室内の空気は20℃になっていますが室内の表面温度が低いので人は寒く感じる現象です。

 

一般的な住宅の場合、室内の空気の温度よりも室内表面温度が低いケースが多いので暖房器具を高温度で運転し室温を上げる必要があります。

 

こうする事で快適な体感温度となりますが、20℃の体感温度を得る為に室温を20℃以上に設定する必要があるので省エネにはなりません。

 

しかし私達が造る住宅は6面輻射式暖房なので室温と室内表面温度がほぼ同じ温度になり、設定した室温が体感温度になる仕組みです。

 

この暖房方法の特徴は、床下にあるエアコンで暖房すると室内の通気層を暖気が上昇し2階の部屋まで移動するので家の中の全ての部屋の内装材を暖められます。

 

こうした暖気の移動により室内の内装材が暖められ室内表面温度が上昇する仕組みにより快適な体感温度が実現出来ます。

 

少々難しい内容になりましたが、暖房の方法は大きく分けて2種類あります。

 

1つは室内の空気を暖める一般的な暖房の方法

 

もう1つは室内の内装材を暖める輻射式暖房

 

弊社では6面輻射式の暖房方法を取り入れているので、過剰に室温を上昇させなくても暖かく感じる仕組みになっています。

 

 

 

 

真実が明るみになる

2025.03.2

現代の世の中の特徴は隠し事が出来ない社会になりつつあります。

 

企業は内部告発により極秘とされてきた隠ぺい体質が暴かれ、政府も秘密裏に進んでいた内容が暴露されています。

 

アメリカでもトランプ大統領の剛腕により「アメリカの金の保有量は本当にあるのか?」と政府機関へ査察が入っています。

 

日本でも財務省のお金の使い方などが問題視されており、デモが多発するなど今までとは異なる時代へ入ったように感じます。

 

住宅建築業界も例外ではなく今まで「ここは完成すれば見えなくなるから大丈夫」と手抜き工事をしていた業者は問題点を指摘され淘汰されています。

 

私達はこうした業者とは異なり見えない部分こそ丁寧に施工する正直工務店です。

 

特に断熱や気密に関する部分の大半は完成すれば見えなくなりますが、私達はこうした所を重要視して丁寧に造ります。

 

住宅性能に関わる部分に手間をかけた住宅は断熱性能が高く断熱欠損もなく、隙間を丁寧に塞げば気密性は向上し隙間風も入りません、。

 

私は隠し事が大嫌いな性格なので「黙っていればバレないよ」や「言わなければ問題ない」という考えは一切ありません。

 

問題点やクレームを全て公にして真正面から対応し改善するのが弊社のスタイルです。

 

こうした性格のお陰なのか商売はあまり上手ではありません。

 

会社は28年間存続しているものの会社に多くのお金を残せていません。

 

しかし、弊社スタッフ・協力業者さん・施工させていただいたお客様から信頼されていれば私はこれで良しと考えています。

 

正しい道を行き、お金ではなく信用を残すのが私の重要な仕事なのです。

 

 

 

 

 

木造軸組み工法の進化

2025.03.1

木造軸組み工法と聞くと「在来工法ね、でも耐震性に不安が・・・」という感覚を持つ方もいます。

 

確かに昔の在来工法は開口部が広く筋違いは少なめで、屋根は瓦葺により重量は重く地震の時の揺れが大きくなるという問題がありました。

 

しかし現在建築されている在来工法は昔の造りとは全く異なる耐震性能を有しています。

 

開口部と耐震壁のバランスを考慮し屋根材の重量は軽く地震時の揺れが少ないのが近年の在来工法の特徴です。

 

また、構造材の緊結部には揺れに耐える金物を配置するのはもちろん、床に構造用合板を張り水平面の歪みを最小限にする工法も取り入れている会社も少なくありません。

 

免振ダンパーの採用や筋交いの代わりに耐震合板を使うなど現在の在来工法は進化し続けています。

 

弊社でも20年前はツーバイフォー工法を取り入れていた時期もありましたが、在来工法の進化により全ての住宅で木造軸組の在来工法に切り替えた経緯があります。

 

木造軸組工法とツーバイフォー工法のどちらが優れているか?という問題ではなく、どちらも優れていると私は経験を通じ感じています。

 

自社が採用する工法をあたかも有利なようにアピールする建築業者も存在しますが、私から見れば「自社で他の工法を造った事もないのに採用していない工法を否定するのは勉強不足」と感じます。

 

私達は様々な工法を自社で建築し検証した上で新しい工法へシフトしています。

 

工法だけに留まらず断熱や気密、換気や冷暖房の方法も一度取り入れ検証するのが私達のスタイルです。

 

 

 

 

 

 

 

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