真空トリプルガラスの威力
2025.03.13
弊社は創業から高性能住宅造り一筋であり、住宅の性能がアップする素材を採用し続けてきました。
断熱材に関してはグラスウール・ロックウール・羊毛・発泡ポリスチレン・ウレタンボード・現場発泡ウレタン・セルロースファイバーなどほとんどの断熱材を採用した経緯があります。
断熱材の性能や特性は様々であり、どの断熱材が一番優れてるという事ではなく断熱材の施工方法や厚さを確保すれば、どの断熱材も甲乙つけがたいと考えます。
開口部に関しては木製・樹脂・アルミ・アルミ+樹脂などのサッシを採用しましたがこれも一長一短あるので、どのサッシが一番優れているというものでもありません。
断熱性能だけ考えれば樹脂や木製に軍配が上がりますが、耐久性や価格面を考えるとアルミの方が優れています。
ガラスに関してはペアガラス・アルゴンガス入りペアガラス・LOW-Eペアガラス・トリプルガラス・真空トリプルガラスなどを採用した経験があります。
ガラスは屋外からの熱の侵入が一番顕著なので、真空トリプルガラスの一択です。
他のガラスに問題がある訳ではありませんが、家の中に入った時に感じる温度が全く異なります。
これはガラス表面の温度が低い場合、体感温度も低く感じます。
これに対しガラス表面の温度が比較的室温に近い場合体感温度は高く感じます。
私が初めて真空トリプルガラスを採用した現場で感じたのは
「この感覚は今まで味わった事のない暖かさだな・・・これが真空トリプルガラスの効果なのか」でした。
これを機会に全棟真空トリプルガラスの採用に踏み切りました。
もちろん一般的なペアガラスに比べると1.5倍から2倍の価格になりますが、当時は費用をこちらで負担して契約済みや着工中のお客様のペアガラス仕様を真空トリプルガラスに変更しました。
この変更による費用負担は数百万円を超えましたが、今思えばあの時に全棟採用にして良かったと感じています。
同業他社でもトリプルガラスを採用するケースが近年増えているように感じます。
私達は約10年前から真空トリプルガラスを採用し続けていますが、当時全棟採用しているのは県内で弊社だけでした。
あれから10年が経過しガラスの断熱性が重要視されるようになった昨今、同業他社もトリプルガラスの採用にシフトしているのかもしれません。
高性能住宅のパイオニアとして先頭を走り続けるのが弊社のこだわりです。