事業計画の重要性

2025.02.28

会社は1年ごとに決算をして収支を計算します。

 

今後1年間どのようにビジネスを展開するのか?という問題に対し会社経営者は事業計画を練ります。

 

この事業計画の方法は経営者によって様々であり、大まかに計画する経営者もいれば緻密に計画する経営者もいます。

 

私が20年間社長の間は緻密に計画するタイプでしたが、現在は社長が事業計画を考えています。

 

社長がどのような事業計画を考えるのか?については私が口を出す事ではないので全て社長に任せています。

 

私が行う事と言えば、過去の決算の結果を振り返り生産性や施工棟数、利益率や製造原価、販管費などを比較して来期は何がどのように必要か?を問うだけです。

 

もちろん私が事業計画を行う事も出来ますが、事業計画は社長の仕事なので全て任せています。

 

会社経営は社長のカラーが色濃く出ます。

 

私はどちらかと言えば緻密な計算と大胆な行動で会社を動かすタイプです。

 

これが良いか悪いかは別として社長の性格が経営に出るのが会社経営です。

 

 

 

 

 

 

 

 

マーケットによって戦術は異なる

2025.02.27

国内の住宅建築産業はここ数年縮小傾向にあります。

 

原因は様々ですが、少子高齢化や過疎化などの根本的な要因の他に原材料や人件費の高騰も大きな要因です。

 

住宅建築希望者は存在するものの住宅価格の高騰が原因で住宅建築に踏み切れない方も少なくありません。

 

地方で注文住宅を建築する場合、数年前までは土地と建物を合わせると3000万円から4000万円が一般的でしたが、現在は4000万円から5000万円が主流になりつつあります。

 

土地の値段は少しづつ上昇しているように感じますが、住宅の価格はここ数年で20%~30%上がっています。

 

もちろん私達が造る住宅も例外ではなく坪80万円台で建築出来た数年前に比べると現在は坪100万円前後になっています。

 

非常に厳しい住宅建築業界ですが、生き残る為には様々な方法を駆使する必要があります。

 

無駄な経費を削減する

 

無駄な人件費を抑制する

 

役員報酬を最小限にする

 

など支出を抑える我慢の経営手法も難局を乗り切る手段です。

 

事業計画では「売り上げアップや利益増」を掲げる会社も存在しますが、マーケットが冷え込んでいる状態では絵に描いた餅になる可能性が高いと私は考えます。

 

マーケットが不況なのであれば地味で地道な経営に徹し厳しい冬の時代をしのぎ、次に来る春を待つのが私の経営判断です。

 

今まで28年間様々な難局を乗り切って今のオカケンホームが存在します。

 

当時を振り返ると非常に厳しい状況は過去に何度もありましたが、今の状況は過去一番厳しい状況だと感じています。

 

私は14年前、今の状況を予想していたので万全の準備をしたので住宅建築業低迷でもグループ企業でバックアップ出来ています。

 

不況が来てから焦るのではなく平時に危機感を持ち何をするか?で未来は決まるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

この仕事は誰が行うべきか?

2025.02.26

会社組織では様々な作業や仕事がありますが、誰がどの仕事や作業を行うべきか?を考える人は多くありません。

 

本来であれば「このファイル作成をお願いね」と依頼された場合「これは私が作成するべきか?それとも部下に依頼するべきか?」と考える必要があります。

 

その理由は、自身はもっとレベルの高い仕事をする必要があるからです。

 

もしもこの社員が依頼されたファイルを自身が作成しているとしたら、レベルアップする可能性は極めて低くなります。

 

私は目の前にある仕事や作業の大半を社員に振り分け、私が行う必要がある仕事だけを処理します。

 

図面や見積もりのチェックと協力業者さんへの支払い業務がそれです。

 

こうした仕事もスタッフへ依頼する事も可能ですが、非常に重要な業務なので私が担当しています。

 

仕事をやる前に「この仕事は誰がやるべきか?」と10秒考えてから次へ進むだけで仕事の効率は数倍アップします。

 

自身がやるのが一番早くて間違いないと考えているのでは成長できません。

 

仮に部下に依頼すると間違えたり遅かったりしても仕事を依頼する必要があります。

 

その理由は、失敗を繰り返す部下に依頼すれば、いづれ成長スピードがアップするからです。

 

部下が成長すれば本人の仕事のスピードも上がるのは言うまでもありません。

 

 

 

 

 

 

上場企業の大手も苦戦

2025.02.25

建築業者には上場する大手企業から地方の中小企業まで規模は様々です。

 

大型の建築物はスーパーゼネコン、建売住宅を全国販売する大手建売業者、注文住宅を全国展開する大手ハウスメーカーなどがあります。

 

現在の建築業界は資材や人件費の高騰により、どの建築会社も非常に厳しい状況にあります。

 

大手のゼネコンであっても赤字決算は当たり前の時代に入っており、建売業者や注文住宅を建築する会社も受注減、利益減の状態に変わりなく黒字化するのは非常に難しい状況です。

 

私達のような地方の零細工務店も例外ではなく、無駄な経費削減や人件費の抑制はもちろん様々な部分について支出を抑える必要があります。

 

現実的に私達は数年前から会社で使う経費について極限まで抑制するよう心掛けており、私の1年間の接待交際費はゼロです。

 

会社で所有する車も乗用車から軽自動車にチェンジして車両の購入費の抑制や維持費のコストダウンに

取り組んでいます。

 

会社役員は高級車に乗るイメージがありますが、現在のマーケットの状況を考えればどんな車に乗るべきか?は賢い経営者なら理解しています。

 

 

厳しい建設業界ですが明るい未来が数年先に待っているのも事実です。

 

倒産や廃業、M&Aなどで統廃合が進めば建築業者は大きく減るのでマーケットのサイズに業者の数が合うようになります。

 

この淘汰の段階で生き残れれば勝ち組となります。

 

自身の命を賭けて何がなんでもこの業界で生き残れるよう舵取りするのが私の重要な仕事です。

 

 

 

 

 

 

 

チャンスは忘れた頃にやってくる

2025.02.24

毎日生活してる中で人生を変えるチャンスが訪れる転機があります。

 

私も何度かこのチャンスを経験しており、この機会を逃すと次いつ来るか?は予想出来ません。

 

なので私は「今後こんなチャンスが来るかもしれない」と予想し準備しチャンスを待ちます。

 

すると「これってもしかして予想していたアレかも?」と即座に感じ取り行動に出るのが私の行動パターンです。

 

例えば、ビジネスで成功している人や投資で上手く資産運用している方と会う機会があれば、その人からノウハウを教えてもらう事も出来ます。

 

しかし、せっかくチャンスがあったのに、そのチャンスに気づかない人が大半のように感じます。

 

社会で生きていると様々なタイプの人と出会います。

 

こうした人達の中にはメンターが存在し、メンターに気づかない人は一生チャンスの神様とは会えません。

 

チャンスをつかむコツは「これから先こんな人が私の前に現れるだろう・・・その時はチャンスだ!」と未来のイメージを持つ事なのです。

 

 

私も過去にいくつかのチャンスを手に入れた経験があります。

 

未来をイメージした10年後にメンターが訪れたケースもあれば、1年後にチャンスの神様が現れたケースもあります。

 

未来に現れるメンターやチャンスの神様をイメージし日々行動すれば人生は激変するのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

住み心地の重要性

2025.02.23

人が考える住宅の価値感は様々であり、人と同じ数の価値観が存在します。

 

見た目やデザインを重要視する人もいれば、間取りや使い勝手に価値を感じる人もいます。

 

何が重要であり何に価値があるとは言いきれませんが、そこに人が暮らす住宅では人の命を守るという非常に重要な価値観があります。

 

家の中で健康に暮らすには快適な空間が必要であり、夏暑く冬寒い住宅では体調を崩してしまいます。

 

人が健康で快適に生活するには、断熱性や気密性を高め適正な冷暖房設備を配置する必要があります。

 

私達はこうした人の健康に価値観を持つ工務店です

 

 

どれだけ快適に生活できる住宅でも光熱費が高額では意味がないので省エネ性にも価値感を持っています。

 

冷暖房器具を過剰に配置すればそれなりの住み心地になりますが、私達は必要最小限の冷暖房設備を配置するよう心掛けています。

 

その理由は、設置時や交換時のイニシャルコストと毎月支払うランニングコストの低減です。

 

建てる時のコストと建てた後のコストの両方を考え家造りをするのも重要な価値観です。

 

 

 

 

 

 

中古車に乗る

2025.02.22

私が毎日乗っている車は現在会社の商用車(キャラバン)です。

 

商用車なので荷物はたくさん入りますが、乗り心地はトラックのように固くあまり良いものではありません。

 

昨年末から私が乗る車を探しており、先日友人の車屋さんから「オークションでいいのが出ましたよ!」と連絡がありました。

 

2019年の中古車ですが、走行距離や程度を確認し「いいですね、これでお願いします」と車両購入をお願いしました。

 

約5年経過している車両なので単年度の減価償却が可能になります。

 

決算月にも関係しますが決算直後であれば全額経費として計上可能なのが中古車の魅力です。

 

利益が出そうな年に一括償却の中古車を購入すれば経費計上出来、厳しいであろう翌年は車両購入にかかる費用はゼロに抑えられます。

 

私がどのような車に乗りたいか?よりも会社にとってどのような車を選ぶべきか?を基準に車両購入するのが私のクルマ選びの基準です。

 

会社経営者であれば、高額で高級な車も乗る事も可能ですが私はこのような考えはありません。

 

高額な高級車を乗り回し会社のお金を無駄使いするのは私の性分に合いません。

 

今乗っている商用車よりも安価な中古車を選択するのが私の社用車購入の価値観です。

 

 

 

 

 

 

 

 

誠実さを伝える

2025.02.21

私は今まで「どちらの道へ進むべきか?」という分岐路があった時、正しい道を選択してきました。

 

 

仮に自身が損をする事が分かっていても、正しい道を選択するのが私の考えです。

 

 

こうした考え方は一般的ではありませんので人には勧められません。

 

 

しかし私は曲がった事が大嫌いなので嘘はつかず正しい道を常に選択しています。

 

 

「この話はこうしておけば損せずに済みますよ・・・」という話に対し私は

 

 

「私は得しますが、相手が損をするので反対です」とキッパリ意見を切り捨てます。

 

 

社会生活は常に相手が存在するので、相手に損をさせるような事を私はしません。

 

 

こうした考え方は、相手主導で物事を進めるのが私のルールだからです。

 

 

今まで数多くの損をしてきましたが、56年間を振り返ってみると損した以上に得をしているように感じます。

 

 

 

損得勘定で社会やマーケットが動く昨今ですが、私はどのような時代が来ても正しい道を選択するつもりです。

 

たくさんお金が入るビジネスがあったとしても正しくなければやりません。

 

楽に進む仕事があったとしても正しくなければやりません。

 

石頭経営者の挑戦は続きます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

住宅建築会社選びは難しい

2025.02.20

住宅建築希望者は住宅を建築する前に建築業者を決める必要があります。

 

 

当たり前の話ですが、この業者選定は非常に難しいと私でも感じます。

 

 

その理由は、大手ハウスメーカーは比較的金額が高いように感じ、地域の工務店では保証やアフターサービス面で心配が残ると思います。

 

 

建物が完成した後の保証はどうなるのか?

 

 

建てた後のアフターサービスは大丈夫なのか?

 

 

などの問題を解決する必要があります。

 

 

考えているうちに「もう面倒だから大手に決めよう」となるケースも少なくありません。

 

 

しかし私の性格上、自分の目で見て全て調べてから業者を決めると思いますし、知人から情報を得るという方法でその会社の様子も調べます。

 

 

自社の良い所ばかりをアピールするので、どの会社も良さそうに見えますが自分の価値観や考え方にマッチした会社が見つかるまで安易に決めない方が良いのかもしれません。

 

私達の会社の規模は大きくありません。

 

創業以来、高性能木造住宅だけを建築しており累計棟数は約350棟です。

 

年間施工棟数は15棟前後であり、会社から車で30分以内の場所を施工エリアとしています。

 

営業マンや展示場を持たず無駄な経費を一切かけず、アフターサービスをきめ細やかに行います。

 

お客様の立場になり心を込めて家造りに取り組みます。

 

大手ハウスメーカーにするか?地域の工務店にするか?

 

非常に難しい問題です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご紹介は続く

2025.02.19

私達は良質で高性能な住宅を建築し、きめ細やかなアフターサービスを行う地域の工務店です。

 

 

弊社から車で30分以内のエリア内で高性能住宅を建築し施工累計棟数は約350棟になります。

 

 

無駄な宣伝や高額の費用がかかる住宅展示場は持たず、営業マンも置かない弊社のスタイルは創業当時から変わりません。

 

 

このようなスタイルでどうやって受注しているのか?と感じる方は少なくないと思います。

 

 

私達が受注している住宅の多くは弊社で建築させていただいたお客様からのご紹介です。

 

 

会社の同僚・兄弟や親戚の方をご紹介いただき私達の商売は続いています。

 

 

一見簡単な仕組みのようですが、お客様が建築業者を紹介するという行為は紹介する側にも責任があり、いくら自身が建築した会社が気に入っていたとしても簡単には紹介出来ません。

 

 

しかし、弊社の造る住宅に住んで心から気に入り、私達が行うアフターサービスを受けて「この会社なら紹介出来るな・・・」と感じた方が紹介してくれるのかもしれません。

 

 

ご紹介が毎年数件あるお陰で私達は年間約15棟~20棟の受注が続いています。

 

私達はこれ以上の住宅を建築するつもりは一切ありません。

 

その理由は、建てる側から見ればその会社が何棟建築したか?など一切関係ないからです。

 

 

 

 

 

 

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