リスクは最小限
2025.02.16
私はリスクを最小限にする経営を心掛けています。
会社経営のリスクとは設備投資や人的投資であり、過剰に投資しても途中で方向転換出来なくなるからです。
例えば住宅展示場へ大金を投じた後「あれ、来場者数が少ない撤退するか・・・」と展示場撤退へ方向転換しようとしても借金だけが残ります。
社員を大量に雇用した後「社員はいるのに売り上げが伸びない・・・」となっても簡単に社員を解雇出来ません。
つまり、攻める経営はリスクを伴うので方向転換が容易ではありません。
こうした点は会経営者なら誰でも理解していますが、実際にはリスクを大きく取っている企業が多いのも事実です。
私は子ネズミのようなビクビク経営者なのでリスクを最小限にしています。
住宅展示場を持たず多くの社員も雇用しないで住宅建築を受注する方法を考えるのが私の仕事です。
このような経営手法では大きな収穫は得られませんが、堅実で確実に少ない収穫は得られます。
大地にしっかりと根を張り数少ない良質な収穫があれば企業は存続できるのです。
大木に数多くの果実があるケースもありますが、土の中の根は張っておらず大風が吹けば倒れてしまうような企業もあります。
私は果実の数よりも土の中の根がどれだけ張っているのか?を重要視します。
仮に今年の収穫量が少なったとしても、しっかりと根が張っていれば来年も同程度の収穫は期待出来ます。
不景気という大きな風が吹いても倒れない木こそが長く生き残れるのです。
収穫量よりも存続が企業にとって重要であるのは言うまでもありません。