請求書に目を通す
2025.02.9
私は毎月送られてくる請求書に目を通しますが、原材料の価格や各工事の単価を見ると、これ程建築費用が高額になった時期は過去にありません。
木材やコンクリート、鉄筋や樹脂製品など全ての建材価格が高騰しているのはもちろん、それに伴い人件費も高止まりしています。
これは約30年間続いたデフレが転換期を迎えインフレに向かった結果と言えるのでしょうが、数年前に比べ住宅建築の製造原価は3割程度上がっているように感じます。
こうした状況は企業努力ではどうにも出来ない大きな問題なので、私はただ請求書に目を通し「また値上がりか・・・」と静観するしかありません。
しかし製造原価アップ分をそのまま住宅建築価格に転嫁すれば、お客様に提示する金額が高額になってしまうという問題は避けられません。
コーヒーを飲みながら渋い顔をしています。
旅行中ではありますが、きっと仕事の事を考えていたのでしょう。
私はどんな場所でも仕事の事を考える癖があり一瞬で表情が変わります。
昭和の仕事人間の悪い癖なのかもしれません。