お客様の立場になれ

2025.01.4

数か月前こんな出来事がありました。

 

私の会社が所有する賃貸アパートで雨漏りが発生し原因を調査しました。

 

すると雨排水口の近くに3ミリ程度の小さな穴が原因で雨漏りしていたのです。

 

防水屋さんに修理の見積もりを依頼したところ、排水ドレンの交換と周辺の防水工事によって費用は約10万円という事でした。

 

弊社スタッフから私の所に10万円の見積もりが置いてあり「これで進めてよろしいですか?」とコメントがありました。

 

私はこの社員に対し「あなたがアパートのオーナーだったら10万円出して工事をするのか?」と聞きました。

 

すると社員は「’&%$#3」と意味のわからない回答

 

「だから、10万出すのか?出さないのか?どちらなんだ?」と聞くと

 

「お金は出したくありません・・・」と回答がありました。

 

当たり前の話ですが、たった1つの小さい穴の修理に10万円とは常識を逸脱していると私は感じますし、業者さんから来た見積もりをそのまま私に出す事自体がナンセンスだと思います。

 

もし私なら業者さんからの見積もりを見て高額だと判断した場合、全く別の提案をお客様にすると思います。

 

その理由は、もし私がお客様の立場だったらそうして欲しいからです。

 

私は今回の件を通じ社員に対し「お客様の立場になるという事は、こういう事なんだよ」と伝えました。

 

どんな失敗からでも学び、次の仕事に生かすのが私のポリシーです。

 

どんなに慎重かつ丁寧に仕事を進めていても必ず小さな失敗があります。

 

私はこうした時、一度立ち止まり「今後2度と失敗しない為には何が必要か?」を熟考します。

 

するとある一定の仕組みが思い浮かぶので、それを実行し完全な仕組みを構築します。

 

私は優れた経営者ではないので、小さな失敗から学び仕組みを数多く作っただけの経営者です。

 

仕事上では成功ではなく失敗が会社や人を育てるのかもしれません。

 

 

住宅の快適性を突き詰める

2025.01.4

住宅建築の構造や工法は各社様々であり、快適性もそれぞれ異なります。

 

 

一般的な構造や断熱工法で造られた住宅の快適性は決して快適とは言えません。

 

 

冷暖房を利用すれば、それなりの快適性は確保出来ますが快適に過ごすには光熱費が高額になる問題があります。

 

 

私達は住み心地にこだわり住宅の快適性を突き詰めて考える集団なので、家造りの過程で妥協を一切しません。

 

 

常に今の家造りに甘んじる事なく一歩先の家造りに挑戦し結果を検証・改善しています。

 

 

こうしたチャレンジは快適性に関わる部分なので目に見えるものではありません。

 

 

しかし、住み心地にこだわり続けて造った住宅の住み心地は格別であり、目で見えなくても肌で感じます。

 

 

 

誰が儲ける

2025.01.3

私達が手掛ける住宅価格は自社が設定出来ます。

 

当然ですが、住宅の販売価格を上げて儲けを多くする事も可能です。

 

しかし私達はそうした方法を選ばず利益は自社が運営出来る最低ラインにして住宅価格を設定しています。

 

なので年間6億から7億円の売り上げがあっても利益はわずかなのです。

 

儲けられるが会社は儲けない

 

お客様に得していただきお客様に儲けてもらうのが弊社のスタイルです。

 

会社が大きく儲かったところで、ただそれだけの事です

 

自身の収入が大きく増えたことろで、これもそれだけの事

 

お金が会社に残るか自身に残るだけなので私には興味のない話です。

 

私は良質な住宅を造りわずかな利益をいただいて家造りが継続出来れば、それだけで良いと考えています。

 

信用というお金よりも大切なものを重要視するのは古い考えなのかもしれませんが、私はこうしたスタイルを曲げるつもりは1ミリもありません。

 

自社や自身が儲けるのではなく、お客様が得をする商売を続けるのが私の経営方針です。

 

 

 

 

住宅造りは奥が深い

2025.01.2

私はゼネコンに8年間勤務していた時がありました。

 

ゼネコン時代に建築していた建物は鉄筋コンクリート造や鉄骨造の大型建築物で病院や学校、老人ホームや店舗などが中心でした。

 

総工費は1憶を超え大型の物件は10憶円近い工事費の現場も担当した経験があります。

 

1日に100人以上の職人さんが入る大きな現場は朝のラジオ体操から始まり3時の打ち合わせ会議や設計事務所との打ち合わせなどがあり仕事の量は半端ではありませんでした。

 

私が主に行っていた業務は施工計画・工程管理・施工図作成・設計事務所とのやりとりでしたが、覚えるべき仕事も山のようにあり非常に難しい仕事がほとんどでした。

 

25歳でゼネコンを退職し木造住宅の道へ足を踏み入れましたが私の頭の中では「木造住宅だろう・・・今までの建築物に比べたら簡単」と考えていました。

 

しかし木造住宅を建築し始めると「あれ、意外と奥が深くて難しい部分もあるな・・・」と感じました。

 

あれから28年が経過しますが私が最も難しいと感じる建築物は木造住宅です。

 

一般的な木造住宅の建築は難しくありませんが高性能住宅となると別次元です。

 

高性能住宅の勉強は創業時から行っていました。

 

高気密・高断熱住宅のノウハウはもちろん日射遮蔽や輻射熱についても学んでいます。

 

温度や湿度、体感温度や気流なども非常に重要な部分であり研究しています。

 

どんなに知識や技術があっても、驕る事無く1年生の気持ちで高性能住宅に取り組む!

 

 

 

 

新年を迎え

2025.01.1

令和7年が始まりました。

 

明けましておめでとうございます。

 

新しい年を迎え私達は昨年同様心を込めて高性能住宅造りに挑みます。

 

また建築させていただいたお客様のお宅のアフターサービスもきめ細やかに行います。

 

 

 

さて昨年の地方の住宅建築業界は非常に厳しい状況でした。

 

原材料や人件費の高騰により製造原価が大きく跳ね上がり販売価格を押し上げました。

 

大手ハウスメーカーも同様に上記の背景から坪100万円を超える会社が大半のように感じます。

 

もちろん私達も例外ではなく製造原価は高騰していますが、会社の利益を必要最小限にして販売価格をギリギリまで抑えています。

 

必要最小限の社員数にして人件費を抑える

 

無駄な宣伝広告費に費用をかけず経費削減

 

協力業者さんとの粘り強い交渉により仕入れ価格を少しでも安く

 

無駄な飲食費をゼロにして経費削減

 

など様々な方法でこの難局に立ち向かっています。

 

私達が販売価格を抑える手段で出来る事と言えばこれ位しかありません。

 

しかし現在よりもマーケットが縮小傾向になった場合は更なる手段も考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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