権限を委譲する理由
2025.01.29
仕事が出来る人であっても1日は24時間で働ける時間には限りがあり、1日8時間働く人もいれば10時間以上労働する人もいます。
私は長時間労働を推奨しない経営者なので自身が長時間労働しないのはもちろん部下に対しても同じです。
自身が今行う仕事を部下に任せ権限を委譲すれば、労働時間は大幅に削減出来ると同時に部下の成長スピードも速まります。
ここで問題となるのが部下の労働時間の増加と上司の責任問題です。
上司が部下に仕事を任せるのは良い事ですが、部下は失敗ばかりで上司が責任を取らないのであれば大問題となってしまいます。
部下の過度な労働を避けつつ権限を少しづつ委譲しスキルアップを図りつつ上司が責任を持つという非常に難しい方法を選択する必要があると私は考えています。
私は出来る限り自身で仕事をこなさず部下に任せる方法を選択しているので、社員の成長スピードは一般的な会社に比べ速いように感じています。
そして、仕事を任せて任せないのも私のスタイルです。
部下の仕事に対し観察しながら口を出し修正させます。
もちろん全ての責任は私が負います。
仕事が終わったら結果を検証・改善し次の仕事に挑みます。
自分自身で仕事をやった方が早くて良い仕事が出来ると考えるよりも、部下に仕事を任せ自身がやるよりも良い仕事が出来るよう教育するのが私の考えです。
28年間の気苦労からか頭髪が寂しくなっています。
部下の成長を見るのは嬉しいもので、入社1年目の何も出来なかった修行時代から会社の屋台骨を背負うまで成長した社員を見られるのも経営者の楽しみの1つです。