高性能なだけでは快適な室内にならない
2024.12.17
住宅の断熱性能や気密性能を高めると快適な室内空間になるようですが、断熱性能や気密性能を高めただけでは最高の住み心地にはなりません・・・
なぜでしょうか?
その理由は、暖房の方法にあります。
暖房は本来室内の空気を暖めるので湿度が低下し過乾燥になるのと同時に天井付近の温度は上昇し床面付近は温度が低下する傾向にあります。
加湿器で加湿すれば湿度は調整出来ますが室内の上下で温度差が発生するのは避けられません。
こうした現象の対策には床面付近を暖房する床暖房と床下暖房の2種類があります。
前者の床暖房は床板自体を暖めるので温度が高温になりがちなるのと、暖房部分と非暖房部分の温度差が発生する問題があるので床下全体を暖房する方法を弊社では採用しています。
こうする事で床面付近を暖房しつつ、各室温度差のない室内空間になります。
また、室内空気層を設ければ1階の床下で暖められた空気は2階へ上昇し暖房していない2階の部屋も暖房出来るメリットがあります。
床下暖房を24時間連続運転しつつ寒く感じる日は、薪ストーブを併用するのも効果的です。
住宅を高性能化しつつ適切な暖房の方法を選択する事で快適な室内空間が実現出来ます。
弊社の社屋でも床下暖房と薪ストーブを併用した暖房をしていますので、お越しいただければ暖かさを体感出来ます。
薪ストーブの設置費用はお安くありませんが、燃やす木材は弊社の施工する現場で発生する端材を無償提供していますので、薪を購入する必要はありません。