どこまで我慢出来るか
2024.10.2
私は会社で我慢する経営者です。
「経営者が我慢する???」
会社の仕事を通じ様々な問題点について言いたい事はありますが、全てを言う訳ではありません。
私が言いたい事が10あるとすれば半分以下にして3程度の内容を伝えます。
言いたい内容の残りの7は我慢しています。
「会社の最高責任者なのだから我慢する事ないのに・・・」と感じるかもしれませんが仮に私の意見が100%正論だったとしても全ての意見を伝える事はありません。
その理由は、一を聞いて十を知るという言葉があるように全てを伝えたり教えたりするのではなく、一を聞いて自身で考える事が重要なのです。
つまり、部下の成長は上司の仕事ですが部下を育てる為には全てについて意見しない方が良いという考え方です。
また、私が言いたい事を全て言ってしまったら社員の全員が会社を退職してしまう可能性もあります。
私は社員の表情、服装、髪型、言動、仕事へ姿勢、普段の仕事の様子を細かく見ています。
会社から出て車までゆっくりと歩く者もいますし、ネットで無駄な情報を見ている者もいます。
このような社員を見ても私は全てについて指摘はしません。
どのような勤務態度で仕事に取り組んでいるか?は社員の全員が感じています。
仮に私が指摘しなかったとしても、会社の中では全て同じ認識なのです。
社会でも淘汰される会社があり、会社でも淘汰される社員が存在するのです。