完成しないから改善する

2024.09.30

住宅造りにおいて「これで完璧だ!完成した」という考えは私の頭の中にありません。

 

 

常に「もう少し、ここをこうして、あそこも改善したい」という問題があります。

 

 

つまり住宅造りに完成というゴールは存在しないのです。

 

 

見えないゴールへ向かい改善と検証の繰り返しをするのが弊社のスタイルです。

 

 

どれだけ丁寧に家造りに取り組んでいても、不具合が生じたり機器の故障や木材の収縮による問題は起こります。

 

 

こうした問題を1つづつ紐解き「何が問題なのか?」を掘り下げて考え対応するのも私達のこだわりです。

 

 

「なぜこの部屋だけ結露するのか?」

 

 

「なぜ寒く感じる部屋になるのか?」

 

 

など、住宅の性能を考慮しつつ出来上がった住宅を考察し検証・改善しています。

 

 

どのような住宅でも完成すれば「いい家が出来た!」と感じるのかもしれませんが、私達はその次元で家造りに取り組んでいません。

 

 

誰もが気づかない不具合や問題点を炙り出し次の家造りへ挑戦しています。

 

 

私は子供のように「何でそうなるの?」と常に素朴な疑問が頭に浮かぶ大人です。

 

 

「もっとこうしたい!」「もっとああしたい!」という素朴で率直な気持ちが今の家造りの原動力になっています。

 

 

酒販大手も賃上げ

2024.09.29

酒販大手のサントリーも7%の賃上げという記事が数日前の日経にありました。

 

昨年から今年にかけて大手企業の賃上げが相次いでいますが、実際に企業の収益率は上昇しているのか?という素朴な疑問が浮かびます。

 

では、今まで賃金を上げられない位業績が厳しかったのか?という質問に

 

大手企業幹部は「業績は悪くありませんでしたが賃上げまでは・・・・」と煙に巻く回答だと予想します。

 

つまり、大手企業の業績は悪くはなく利益の大半を設備投資や株主還元や内部留保を重要視して社員への還元は後回しにされていただけの話です。

 

これが日本の労働者の賃金が30年間上がらなかった仕組みであり、大手企業の悪しき習慣であると私は認識しています。

 

では零細企業のオカケンはどうなのか?という話になります。

 

弊社の社員に聞いてもらうのが話は早いのですが、弊社では社員1人1人面談し次年度の年俸を話し合って決めています。

 

翌年や5年後、10年後の年俸もじっくり話し合い双方が納得する形で社員の給与が決まります。

 

もちろん毎年少しづつ給与のベースアップはあります。

 

私は設備投資や内部留保は必要最小限にして会社の利益は出来るだけ社員へ還元したいと考えています。

 

もちろん私も会社の全ての責任を負っているので役員報酬はいただきますが、私の報酬は会社からの預かり金なので私が自由に使えるお金ではありません。

 

万が一会社の危機があった時、私が今まで得た役員報酬の全てを会社へ投入しなければなりません。

 

話は元に戻りますが大手は最近になって賃上げと騒いでいますが、弊社では27年前から賃上げは当たり前なのです。

 

 

社員の給与を会社が決める一般的な給与体系ではなく、弊社が年俸制を選択する理由は

 

もし私がこの会社で働く社員だったら、自分の給与は自身が決めたいからです

 

やればやっただけ給与が欲しい

 

他の社員よりも努力したら努力しただけ報酬が欲しい

 

ただこれだけでこれ以上の考えはありません

 

 

 

 

ミラブル漏水の続き

2024.09.28

前回のミラブル漏水の続きですが、お付き合い下さい。

 

水道屋さんに修理してもらったものの再度漏水したので、水道屋さんに「シャワーヘッドの交換が必要ですか?」と聞きました。

 

すると交換した方が良いという回答がありました。

 

しかし価格は5万円と高額なので「何とか修理出来ないものか・・・」と考えネットで調べてみました。

 

するといくつかのサイトでミラブルの漏水対策があり今回の修理方法が見つかりました。

 

私はパーツを手に入れ自身の手で簡単に修理が完了し新しいシャワーヘッドも購入しなくて済みました。

 

水道屋さんの話を鵜呑みにしたら新しい商品の購入となり費用負担も大きくなりましたが、今回のパーツは500円程度で済みました。

 

どんな事でもそうですが、プロの話を鵜呑みにせず自身で調べる重要性を感じた出来事でした。

 

ミラブルから漏水

2024.09.27

自宅浴室のシャワーヘッドを約1年前に交換しました。

 

新しく交換したシャワーヘッドはテレビCMでおなじみのミラブル製です。

 

マジックペンで書いた汚れを石鹸もつけずシャワーだけで流れ落ちるというアレです。

 

機能的に良いシャワーヘッドですが問題点もあるようでホースとシャワーヘッドの間で漏水するケースが多発しています。

 

私が使用する商品も例外ではなく漏水したので水道屋さんに来てもらい対応していただきました。

 

漏水の処理はシャワーヘッドにシールテープを巻いて一時的には漏水は止まりましたが数時間後は再度同じ状態になりました。

 

ネットで調べてみるとシャワーヘッドとホースの間にパーツを加えると漏水しなくなるというのを見つけパーツ購入しました。

 

それがこれです

 

このパーツをシャワーヘッドとホースの間に入れます。

 

新しいパーツとシャワーヘッドの間の漏水は止まりましたが、パーツとホースの間で漏水したのでパーツのジョイント部分に黒いパッキンを加え漏水は完全に止まりました。

 

完全に修理完了になるまで約1週間の時間を要しましたが納得できる修理となりました。

 

実は、この話は長くなりますがここからが本題なのです。

 

続く

 

 

バランスを整える

2024.09.26

弊社には作図を行うCADのオペレーターが数人在籍しています。

 

 

30年近くCADの入力業務を行うベテランから少しづつ入力業務を学ぶスタッフもいます。

 

 

CADの入力が終了したら私のところへ図面が回って来ます。

 

 

そして私はその図面の隅々まで目を通し赤ペンでチェックを入れる作業に入ります。

 

 

柱の位置や筋交いの配置はどうか?

 

 

エアコンの位置や窓の配置は適正か?

 

 

ドアや引き戸の使い勝手は問題ないか?

 

 

床板の向きや各部屋の居住性はどうか?

 

 

など複数のチェックをしています。

 

 

弊社ではパッシブデザインを取り入れているので日射遮蔽の問題をクリアするべく軒や庇の出についても修正します。

 

 

こうした作業は弊社で私だけが行う重要な業務なので様々な観点から図面を見ています。

 

日記とは全く関係のない写真で恐縮です。

 

ハワイでは珍しいイタリアンのお店でワイキキビーチウォーク沿いにあるタオルミーナというお店です。

 

ここのパスタはアルデンテで茹で加減もソースも美味しい!

 

その中でもカニのパスタとたらこパスタはお勧めです。

 

 

 

 

 

省エネ性にこだわり続け27年

2024.09.25

私は創業当時から27年間住宅の省エネ性にこだわり続けてきました。

 

 

建物の断熱性能や気密性能を高め、出来るだけ熱の出入りが少ない住宅を建築しています。

 

 

換気による熱ロスを最小限にする為、第一種熱交換型換気システムも取り入れ日射遮蔽の出来る軒や庇を設置し夏季の日射侵入も防ぐ設計をしています。

 

 

こうした建物の構造やスペックは省エネ性と密接に関係しており、性能が上がれば光熱費も抑えられる傾向にあります。

 

 

私は創業当時、住宅にかかる光熱費を出来る限り抑えたいと考えた結果高性能住宅を造る事を決めました。

 

 

ここ数年灯油やガス、電気などの光熱費価格は上昇し続けています。

 

 

もちろん私達が造った住宅も光熱費は上昇傾向にありますが一般的な住宅に比べれば、まだ上昇分は少ないように感じます。

 

 

もしも月の光熱費が5万円を超え、6万円・7万円になったら住宅ローンレベルの金額になりますが、今の日本では考えられない金額ではあるものの欧米では現在上記のような高額の光熱費を負担しているように感じます。

 

 

 

住宅ローンは返済期間を満了すれば返済は終了しますが、光熱費はそこで暮らす限り続きます。

 

 

この点を深く考えれば高性能住宅の一択となりますが、家造りの在り方を深く考えない住宅建築業者や設計者、ユーザーがいる限り光熱費が生活を圧迫する住宅はなくなりません。

 

 

住宅の高性能化は、そこで暮らす家族を幸せに導きます。

 

快適な暮らしは心を豊かにします

 

温度差が少なければ病気になるリスクを軽減し長生きできます

 

省エネ性が高く光熱費を抑えられれば経済的に豊かになります

 

私達が高性能住宅を建築する理由は、ここにあるのです・・・

 

責任は誰がとるのか

2024.09.24

会社の業績について全ての責任は最高経営責任者にあり、1年を通算してどのような結果になっても全ての責任は私にあります。

 

その理由はどのように受注活動を行い、どのような施工をしてどのような利益が捻出できるのか?の全ては私の指導の下に全社員が動いているからです。

 

仮に私の考えに賛同出来ない社員が存在したとしても、私の考えに賛同させられなかった私の指導に問題があったのです。

 

特に会社決算時の数字が悪い場合、私の指導方法に問題があります。

 

企業業績が順調な時は決算時には大抵黒字になるので今まで通りの経営方針や指導で問題ありませんが、順調でない時や今後の見通しが悪い場合は今までと異なる指導や方針が必要になります。

 

弊社の今の財務内容は決して悪い状況ではありませんが、今後のマーケットを予想すると様々な業務改善が必要だと考えています。

 

製造原価の見直しや過去の積算データと支払いした数字を精査し妥当な利益率に再設定する必要もあります。

 

家造りという仕事に対し全ての責任を私は負っています。

 

結果責任を社員に負わせる考えは一切ありません。

 

全ての問題は私にあると考え、会社の行く方向を微調整します。

 

どんな状況が来ようとも全速前進で進むのが私の経営方針です。

 

 

 

 

 

 

誰も評価してくれない

2024.09.23

会社の経営責任者は孤独であり誰も評価してくれません。

 

 

27年間の大半を黒字経営し社員の給与も右肩上がりで上昇させ、お客様の満足度も向上させつつ協力業者さんへの対応も誠実という経営でも評価する人はほぼゼロです。

 

 

時には銀行担当者から「商売が順調ですね」と言われたりお客様から「良い住宅を造っていますね」と評価される事もありますが、ほとんどないのが現実です。

 

 

人に評価されたいから会社経営をしている訳ではないので、何の評価もない事に違和感はありませんが、会社経営者の苦悩はその立場になってみないと実感できません。

 

 

会社経営のゲームがあると聞き「そのゲームってどんな感じなの?」と聞いてみました。

 

 

すると「会社を存続させるゲームは難しく私は5回も会社を倒産させてしまいました」そして「会社経営はゲームでも難しいのだから現実ではもっと難しいんでしょうね」と言っていました。

 

 

この人はこれから会社経営者になる予定であり、ゲームで会社経営をした事で不安になっていたようです。

 

 

そして、私が27年間継続してきた会社経営について「長く継続してきた事は素晴らしい」と評価してくれました。

 

 

誰から評価されなくても分かっている人は分かっている

 

心が落ち着く環境で瞑想しています。

 

今までの事や未来の事などを考え頭の中を整理します。

 

会社経営者としてどうあるべきか?人としてどう生きるべきか?

 

これから来る未来にどう対応するべきか?

 

私は様々な事を考え実行し未来を自分のイメージになるよう心掛けています。

 

考える

 

言葉で言う

 

体を動かして実行する

 

現実が変わる

 

自分のイメージになる

 

 

 

 

 

 

今期の決算予想を踏まえ

2024.09.22

弊社の今期の決算予想は黒字になりそうです。

 

しかし大幅な黒字ではなく、前期は赤字だった事もあり前期と今期の通算ではマイナスの結果になるかもしれません。

 

私はこうした結果を踏まえ来年度私の役員報酬減額を予定しています。

 

また上記のような結果になった原因を検証し業務の改善を行う必要があります。

 

売り上げが足りなかったのか?

 

利益率が低かったのか?

 

製造原価が高く収益率が低かったのか?

 

固定経費が多くなっていたのか?

 

など問題点を検証し改善します。

 

ここ数年間は弊社だけでなく住宅建築業界全体が資材や人件費の高騰により利益率が低い傾向にあります。

 

利益率を上げれば販売価格も上げる必要があり、こうなると受注が困難になります。

 

さて今後どのような方針に舵を切るか?

 

会社経営者の経営判断が求められる時期が来ています。

 

会社の利益と繰越損失

2024.09.21

企業は1年間を通算し売り上げや利益という数字が出ます。

 

利益がマイナスであれば赤字になりますしプラスなら黒字となるのは誰でも理解出来ます。

 

しかし前年度が赤字で今年度が黒字の場合は2期通算してプラスなのか?マイナスなのか?を判断する必要があります。

 

仮に前年度が2000万円の赤字で今年度が1000万円の黒字の場合、確かに今期は黒字ですが会社的にはマイナス1000万円となります。

 

つまり会社から1000万円が出ている状況であり、この状態では今期が黒字でも決算賞与などを出す経営者は少数派だと認識しています。

 

これは経営者によって考え方が異なるので、会社にとってマイナスでも今期は黒字なのだから決算賞与を支給したりOA機器の購入をする場合もあります。

 

私は通算して会社のキャッシュフローがどうか?を重要視するので決算賞与の支給やOA機器の購入は必要最小限にする考えです。

 

何が正解というものではありませんが、会社経営者の悩みの元は売り上げや利益である事は間違いありません。

 

最新情報