完成しないから改善する
2024.09.30
住宅造りにおいて「これで完璧だ!完成した」という考えは私の頭の中にありません。
常に「もう少し、ここをこうして、あそこも改善したい」という問題があります。
つまり住宅造りに完成というゴールは存在しないのです。
見えないゴールへ向かい改善と検証の繰り返しをするのが弊社のスタイルです。
どれだけ丁寧に家造りに取り組んでいても、不具合が生じたり機器の故障や木材の収縮による問題は起こります。
こうした問題を1つづつ紐解き「何が問題なのか?」を掘り下げて考え対応するのも私達のこだわりです。
「なぜこの部屋だけ結露するのか?」
「なぜ寒く感じる部屋になるのか?」
など、住宅の性能を考慮しつつ出来上がった住宅を考察し検証・改善しています。
どのような住宅でも完成すれば「いい家が出来た!」と感じるのかもしれませんが、私達はその次元で家造りに取り組んでいません。
誰もが気づかない不具合や問題点を炙り出し次の家造りへ挑戦しています。
私は子供のように「何でそうなるの?」と常に素朴な疑問が頭に浮かぶ大人です。
「もっとこうしたい!」「もっとああしたい!」という素朴で率直な気持ちが今の家造りの原動力になっています。