住めば都なのか
2024.08.26
住めば都という言葉は、どんな場所であれそこに住み慣れれば便利で快適に感じるという意味です。
ここで気になるキーワードは、住み慣れればというフレーズです。
立地の条件はさておき、夏暑く冬寒い住宅でもエアコンやコタツなどを利用すれば、それなりに住み慣れる事は可能です。
現実的に日本の住宅の多くは上記のような生活スタイルであり国民が住み慣れているように感じます。
しかし、各室の温度差によるヒートショックにより心筋梗塞や脳卒中などでお亡くなりになる高齢者が非常に多いのも事実です。
居間と浴室やトイレの温度差が10℃以上ある住宅が大半を占める日本
住み慣れるのは問題ありませんが、健康を維持出来ない住宅では本末転倒です・・・
人生百年時代に入った事を考えると、住み慣れるよりも各室の温度差がなくヒートショックの心配がないよう自身の命を優先する選択が必要なのかもしれません。
築50年以上経過したコンドミニアムのラナイでコーヒーを飲みながらくつろいでいます。
室内の照明は暗くシャワーの水圧も弱く、あまり快適とは言えない環境ですが長期滞在していると慣れてきます。
ハワイの気温は1年を通じ25℃前後なので、高気密・高断熱化は必要ありません。
しかし、日本のように四季があり冬は0℃夏は35℃以上となれば住宅の高性能化は必須です。