利益率の重要性
2024.07.22
どのような商品でも製造原価があり、その価格に企業の利益がプラスされたものが販売価格になります。
利益率を低くすれば、原価率は上がり商品価値は向上しますが会社の利益は減少します。
利益率を高くすれば、原価率は低くなり会社の利益は向上しますが商品価値は下がる傾向にあります。
上記の内容により、製造原価と利益率は商売をする上で非常に重要である事がわかります。
私達は家造りを行う上で利益率をギリギリまで低く設定しています。
というか、製造原価が高額になる高性能住宅に一般的な利益をプラスすれば、驚くような金額になってしまうので高い利益率には出来ないのが現実です。
過去27年間、利益率をギリギリで設定してきましたが、今後もこの考え方に変わりはありません。
資材価格や人件費は高騰しているので、一般的には価格転嫁するのでしょうが弊社は安易に価格転嫁したくないと考えています。
それでも会社が赤字になってしまうのは問題なので少しの黒字になる位の利益はいただくよう利益率を設定しています。
私は「価格転嫁せず価格を据え置き出来ないものか・・・」と常に考えています。
しかし現実はそう甘くないので少しだけ価格転嫁していますが販売価格がお客様の手が届かない価格にならぬよう心掛けています。
波乗りへ行く車中で「販売価格を上げずに済む方法はないものか?」と考えますが妙案は出ません。
しかし考え続けていると、ある時「あっ!これだ」とアイデアが浮かぶ事もあります。
安易に出来ないと諦めるのではなく、出来るようになるまで考え続けるのが私のスタイルです。