会社拡大の末路
2024.06.24
ビックモーターの保険金不正受領問題は記憶に新しいと思います。
一代で会社を名実共に業界ナンバーワンへ導き、売り上げ7000憶円の企業になりました。
しかし実際には車を傷つけ不正に保険金を請求したり、整備するべき部分をしなかったりするなど自動車修理業界で呆れるような内容でした。
会社経営者は退任しましたが、大株主である事に変わりはなく会社が変わる様子も一切ありません。
この企業は会社拡大路線を一直線に進んでいた典型であり、顧客満足とは真逆の考えを持っていたのも事実です。
当然ですが、会社が拡大し売り上げが伸びれば利益も増大し役員の収入も上がり、金銭的に裕福になるのは間違いありません。
しかし、会社拡大の過程で社員に対し厳しいノルマや不正をしなければならない状況になってしまった事の責任は全て経営者にあります。
つまり、社内の誰が不正をしようが会社経営者の責任は逃れられないのです・・・
大企業が不正に手を染める事案は過去にいくつもありました。
経営者の欲により行われた行為は世間で認められる訳がありません。