価格転嫁は愚の骨頂
2024.05.9
どのビジネスでも商品やサービスを提供し、その対価としてお金をいただきます。
近年は製造原価の上昇などにより提供価格を上げ価格転嫁する企業が大半です。
しかし、こうした価格転嫁は諸刃の剣であり、消費者に支持されなければ儲けどころか売り上げさえなくなってしまうリスクがあります。
まさに本末転倒なのです・・・
現実的に約2年前、大手パンメーカーが原材料である小麦価格の上昇によりパンの価格を1割程度上げました。
すると消費者は、このメーカのパンを購入しなくなってしまったのです。
慌てたメーカーは割安感のある新商品を投入し売り上げを確保したようですがこれが価格転嫁の怖さでです。
私達も約2年前に木材価格や様々な部材価格上昇により、製造原価が上がってしまい住宅建築価格をアップせざるおえない状況になりました。
しかし、知恵と工夫と企業努力により大幅な価格転嫁を避ける厳しい道を私は選択したのです。
価格転嫁するのは簡単!
簡単な道を選べば、その先にはイバラの道が待っているのです・・・
厳しい道の先には下り坂が待っているケースもあります。
私はどの道を選択するのか?という岐路に立たされた時、必ず厳しく辛い道を選択しています。
楽そうな道の先には苦が待っていて、辛い道の先には楽が待っているようにも感じます。