ブラックスワン
2024.02.26
日経平均株価は史上最高値を更新しアメリカの株価も上昇し続けています。
日本では新NISAにより株式投資を始める人も多く株価上昇には追い風になっているようです。
「このまま日経平均は4万円を超え5万円を目指す」と予想するアナリストも多いように感じますが本当にそうなるのか?は誰にもわかりません。
1980年代から始まった日本のバブルも1989年を境にバブルは崩壊し日本は失われた30年を経験しています。
当時「この好景気は続き株価も上昇し続けるだろう」と予想していた大半の国民や企業は株価の下落により大きな損失を経験したのです。
それでも現在、人工知能などのAIブームは始まったばかりであり、これから世界が飛躍的に進歩するという予想も間違いではありません。
しかし、中国では不動産バブルの崩壊、ウクライナやイスラエルの戦争、アメリカ商業用不動産の下落などを考慮すれば不確定要素は排除出来ません。
つまり、未来は明るい部分と水面下の暗い部分が存在し白い白鳥だけではないという考えも理解する必要があります。
水面下の見えない所にはブラックスワンが存在し、私達が予想もしないタイミングで水上に現れる事も予想しておくべきです。
世界大恐慌、ITバブル崩壊、リーマンショックなどブラックスワンは好景気の真っただ中に現れ世界を震撼させた事実を再認識すれば、今どのように行動するべきか?の方向性に気づくはずです。
私は世界の景気に対し楽観主義的ではありません。
今年から来年にかけて地方の住宅建築業界は非常に厳しい状況になる予想をしています。
今まで確保出来た売り上げ予想も大幅に下方修正しなければならない時期が来ると考えています。
当然会社の利益も下落しますが、その時に出来る手段も私は用意しています。
ブラックスワンが現れて不況の嵐が吹いても会社を存続させる事が私の重要な仕事なのです。