高性能住宅の教科書
2023.11.2
住宅の造り方は様々であり、高性能住宅を造る方法も多種多様です。
断熱材の厚さを厚くしたり断熱性能の高い素材を採用するなど数多くの選択肢があります。
開口部の断熱性能を上げる事や隙間をなくし気密を良くしたり、換気による熱ロスを最小限にする事も重要です。
また日本には四季があるので、夏季と冬季の両方を考慮し高性能住宅を設計する必要もあります。
夏の日射を遮る日射遮蔽の考え方や冬季に日射を取り込む日射取得の概念も念頭に置かなければなりません。
つまり、断熱・気密・換気・日射遮蔽・日射取得などのジャンルの全ての知識がないと本物の高性能住宅は造れないのです。
上記のような数多くの分野の知識を有している住宅建築業者は多くありません。
私が知る限り県内では5社以上はありません。
もちろん私達は高性能住宅にこだわり続けて27年の実績があるので知識と経験・実績があります。
高性能住宅を造る上で必要な教科書はいくつかありますが、その教科書から学び実際に造ってみて検証し改善する必要があります。
その理由は、教科書通りに建築しても実際には高性能住宅と感じないからです。
私達も数多くの高性能住宅を建築してきましたが、教科書を参考に建築しては検証・改善の繰り返しでした。
高性能住宅を建築出来るようになった現在でも検証と改善に取り組んでいます。
高性能住宅を建築出来る特効薬はありません。
毎日継続する漢方薬のように日々積み重ねる事が重要です。