0から1を作る

2023.10.11

起業と言えば聞こえは良いですが、全く何もない0の状態から1を作り出す行為は非常に困難です。

 

 

私も28歳の時に起業しましたが、売り上げ0の状態から1を作るまで約3か月かかった経験があります。

 

 

毎日知人の所へ行き「誰か住宅を建築する方はいますか?」という私に「いませんね・・・」という回答が続きました。

 

 

時には給油するガソリンスタンドや昼食に立ち寄る食堂にも足を運び「誰かいますか?」「いないよ・・・」という会話が繰り返された記憶があります。

 

 

当然ですが、そう簡単に住宅を建築する人を見つけられる訳がなく3か月が経過しました。

 

 

ある日知人の所へ行き「誰かいませんか?」と聞くと「いるよ、紹介するから!」とまさかの回答がありました。

 

 

その後、とんとん拍子に話が進み住宅建築がスタートしました。

 

 

これがオカケンホーム第1棟目の住宅建築でした。

 

 

当時のオフィスは実家の暗い倉庫で、パソコンなしコピー機もない状況、机と椅子が1つ感熱紙のFAXが1台しかありませんでした。

 

 

見積書や契約書は全て手書きして、近所のコンビニへ行きコピーをしていました。

 

 

何もない0の状態から1を作り出した瞬間は今でもリアルに覚えていますが、今それが出来るか?と問われれば「今は出来ませんね・・・」と即答出来ます。

 

 

それ位きつくて大変なのが起業という事だと認識しています。

 

 

「いいですね、会社の経営者は」という言葉を聞く事がありますが、実はその裏には壮絶なドラマがある事を知る人はほとんどいないのです。

 

 

0から1を作り出したとしても次は1から2,2から3という作業が続きます。

 

会社に勤務していれば、こうした問題はないので与えられた仕事を行えばよいですが、起業家は全く異なるのです。

 

私はどちらかと言えば起業家向きなタイプではなく、安定したサラリーマンが向いています。

 

「ではなぜ起業したのかって?」

 

今でも何で起業したのか記憶は定かではありません・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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