誰も見向きもしなかった
2023.10.8
いつもオカケン日記をご覧いただきありがとうございます。
私が変わり者の経営者である事は皆様もご存じかと思います。
私の経営手法は独特であり、見方によっては「それで上手くいくの?」と感じる経営者も少なくありません。
例えば今から約26年前、私は起業した時にある決意をしました。
「今世の中にある建築屋とは全く異なる会社にしよう!」と考えました。
建築業界を見渡すと、住宅展示場へ出店し営業マンを抱え宣伝広告をして受注するスタイルが主流でした。
私はこうした業界を俯瞰し「無駄な金を使ってるな・・・俺は別の道を行く」と決めたのです。
そして、住宅展示場なし営業マンなし宣伝広告もほとんどなしというスタイルでスタートしました。
また、当時の住宅建築会社は家は建築するが建てっぱなしでアフターサービスを行う会社はごく少数でした。
私は「建てた後も、しっかりとアフターサービスするぞ!」と決めお客様のお宅に伺っては修理や修繕を行うスタイルも創業当時から今も変わりありません。
当時、このような手法で住宅建築している会社はほとんどなく「あいつは変わり者だな・・・」と感じる同業他社も存在したかもしれません。
しかし私は高性能住宅を建築してお客様に住んでいただき快適で光熱費を抑えた省エネ住宅をお勧めしてきました。
会社の経費を極限まで削減する為、宣伝広告費は必要最小限とし社員も出来るだけ少ない人数で会社を運営しました。
その結果、社員数は一般的な会社に比べ約半分となり人件費を抑える事も実現したのです。
つまり、世の中にあった会社を真似るのではなく自身の頭の中にあったカタチを具現化した訳です。
まさに、誰も見向きもしなかった経営手法だったのかもしれません。
世の中を見て真似る事も重要ですが、自身の殻の中にあるモノを見つめ直すのも重要です。
どう生きたいか?どんな仕事をしてどう感じてもらいたいか?を突き詰めて考えると、ある答えが出ます。
私はシンプルに「そうだ、これで行こう!」と決め歩き始めます。
仮にそれが間違いだったとしても関係ありません。
なぜって、それが私の生き方だからです。
仮に間違っていたとしたら「修正すれば良い」と考えるのが私流です。