ウッドショックの後は円安
2023.09.8
約2年前に問題となったウッドショックは沈静化していますが、大幅な円安により木材の価格はお安くありません。
ウッドショックの発端は、世界の需要が旺盛になったのと急激なインフレです。
アメリカは新型コロナウィルスの蔓延に伴い、莫大な資金をマーケットに投入しました。
これによりインフレが加速し物価が上昇した関係で木材の価格は一時期3倍以上に上昇した時期がありました。
日本で使われている木材の中で梁はアメリカの松を採用するのが一般的です。
いわゆる米松と呼ばれる木材は、一時期3倍以上の価格に上昇しました。
その後インフレが鎮静化し木材の価格も落ち着き下落しましたが、円安の関係で下落幅は縮小している状態です。
木造住宅には必須の木材価格が高騰している状況に変わりありませんが、私達が出来る事は限定されています。
会社の経費を出来るだけ削減する
家造りの根本から見直しコストダウンする
今出来る事をやりきって悔いのない会社経営を続けるしか生き残る道はありません。
少々難しいお話をしましたが、私は悲観的に物事を考えるタイプではありません。
むしろ、何事も楽観的に捉えます。
住宅建築業界は今後、縮小産業である事は間違いないので
「じゃあ、たくさん造らなくてもいいんじゃない」と考えます。
売り上げ増や棟数増を目指さなければ良いだけの話です。