坪100万円以上は当たり前?
2023.07.16
いつもオカケン日記をご覧いただきありがとうございます。
ある住宅建築希望者が大手ハウスメーカーと契約した話を聞きました。
建物の大きさは約30坪でしたが建築費は3500万円だという事でした。
住宅の建築費の内訳は、建物本体工事+付帯工事となる為、上下水道の引き込み工事費や浄化槽の工事費用などが含まれるケースもある為、単純に建築費を建物の面積で割って坪単価を算出するのはあまり参考にはなりません。
しかし、ざっくりと上記の建物と建築費を見る限り「軽く坪100万は超えているな・・・」と感じます。
大手のハウスメーカーはもちろん、会社の規模が大きい建築業者が造る木造住宅は近年、坪100万円を超えるケースが多く見られます。
こうした住宅のスペックは、ごく一般的でありアルミサッシにペアガラス・グラスウールなどの断熱であり、いわゆる高性能住宅の部類には入りません。
高性能住宅ではないのに坪100万円以上・・・・
大手ハウスメーカーの信者になってしまうと、金額を冷静に判断出来なくなるのかもしれません。
宗教についても同じような事例がよくあります。
家族や知人が「騙されているかもしれないから、やめなよ!」と助言しても「いや、大丈夫!」と客観的な判断が出来なくなります。
「この家は火事や地震に強いからどんな災害が来ても大丈夫なんだ!この家しかない!」と感じ建築業者を選択するのでしょうが、実際にそこに住み始めると
「夏は暑いし、冬も寒い・・・電気代は高いし・・・」と不満が出ます。
確かに火事や地震などの災害には強い住宅なのかもしれませんが、人に対して優しい住宅ではなかったり、経済的に優れていないケースが多い事に気づく必要があるのです。