製造原価と利益率

2023.06.18

販売される商品の価格は製造原価と利益を足した金額です。

 

 

製造原価と利益の比率は各社様々ですが、私達が造る住宅の製造原価は年々上昇しています。

 

 

特に近年はインフレや円安、輸送コストの上昇により住宅建築に関わるほぼ全ての工事や材料の原価がアップしています。

 

 

もちろん同業他社も私達と同じように製造原価が上昇基調にあるのは間違いありません。

 

 

製造原価+会社の利益=販売価格なので製造原価が上がればお客様への販売価格も上がってしまうのが常識です。

 

 

ガソリンや小麦などの生活必需品は年々価格が上がっているのを見れば販売価格を据え置くのは非常に難しいのが現実です。

 

 

かつて坪60万円台だった時代から70万円・80万円・90万円と上昇しています。

 

 

同業他社では現在「坪100万円です!」という会社も出始めており、こうしたプライスが普通になる時代も遠くないのかもしれません。

 

 

私は「製造原価が高ければ、会社の利益を下げてお客様へ提示する金額を少しでも安くしよう!」とお客様の立場で考えます。

 

 

しかし、ここで重要なのが利益率を下げれば売り上げがある程度確保出来ても赤字になる可能性が高くなってしまいます。

 

 

会社組織は利益を得る為にあり赤字が継続すれば企業は生き残れません。

 

 

建築費は下げたい・・・しかし会社も黒字化したい・・・

 

 

 

現在の状況は、企業努力でどうにかなるレベルではありません。

 

 

今まで26年間住宅造りに携わってきましたが、過去一番厳しい状況に入っているのは間違いありません。

 

 

 

 

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