こだわりだけでは生き残れない
2023.06.13
企業は自然に淘汰される性質があり、どれだけこだわりがある企業であっても自然消滅します。
それは、時代の変化に対応出来るか否か?に企業の運命がかかっているからです。
第二次世界大戦後、二又の裸電球を製造していた当時のナショナル(現パナソニック)は、二又電球が大ヒットした後、テレビや洗濯機などの電化製品を製造販売し業績を伸ばしました。
もしも二又電球にこだわり、これだけを製造していたとしたら今のパナソニックは存在していないでしょう・・・
とこのように、こだわりは重要ですが時代のニーズに対応出来なければ企業は淘汰されるのがビジネスの常識です。
住宅建築も同様に日本瓦葺の立派な和風住宅が建築されていた時期もありましたが、現在ではお目にかからなくなりました。
つまり、その時代にはその時代のニーズや流行があり、こうした流れに合わせる事が企業の明暗を分けると考えてよいでしょう。
私達が造る住宅もウレタン断熱から始まり、グラスウールやロックウール断熱を採用していた時期を経て、現在の羊毛+硬質断熱材のダブル断熱へと変化してきました。
住宅性能にこだわりつつ、部材や造り方を変化させ時代のニーズに合わせています。
私は何事に対してもこだわる面倒なタイプです。
住宅造りにもこだわりますが、バイクも同じです。
仕事にこだわりを持ち時代のニーズに合わせ堅実に稼ぎ、趣味にもこだわりを持ちガッツリ遊ぶのも私のスタイルです。