今の家造りが出来るようになったある人の助言
2023.06.2
約15年前、私は机の前で頭を悩ませていました。
当時建築していた住宅の住み心地を少しでも向上させる為、新しい工法を私は考えていました。
「床下に暖房器具を設置し断熱と気密は問題ないが、換気の方法が上手くいかない・・・」
方眼紙に住宅の断面図を書き断熱の方法や気密の取り方、床下暖房の方法を考えていましたが、どうしても換気の方法が上手くいかず手が止まっていました。
完成形の90%は出来ていましたが、あと10%の部分が欠けており数時間机の前で頭を悩ませていたのです。
この日は、1月1日の元旦だったので会社に来る人もなく集中して考える事が出来ていました。
元旦にもかかわらず、この日1人の来訪者がありました。
この人は建材などを供給する建材屋の社長でした。
「長野に住み心地にこだわる会社があって年間70棟位やってるよ!俺も行ったけど暖かさの質が違うから行ってごらん」
私は「そうなんですね・・・じゃ行ってみようかな」
半信半疑でしたが、私はこの長野の会社へアポを取り訪問したのです。
ここから新しい家造りのドラマが始まりました。
訪問した会社の工法は素晴らしく、私が悩んでいた換気の問題もクリア出来ていました。
私はこの会社に直談判し同じ工法を群馬県で施工させてもらえるようになりました。
あれから約15年・・・挑戦と改善・検証を繰り返しにより今の家造りが出来るようになったのです。
もしも、私があの日会社にいなかったとしたら今のオカケンホームは存在しないかもしれません。