パッシブ冷房
2023.05.21
この時期の日中は25℃を超え暑く感じる気温になりますが早朝は20℃以下なので比較的涼しく感じます。
この涼しく感じる外気を上手に利用すれば、私達が造る住宅は室内を冷やせ夕方まで涼しく過ごせます。
方法は簡単
朝6時頃から8時頃まで窓を開放し外気を室内に導入します。
冷えた外気が室内に入ると室内空気が冷えるのはもちろん、内装材である床・壁・天井も外気温と同じ温度に低下します。
すると、日中外気温は上昇し窓から熱が入ってきますが、内装材が冷えているので室温が上昇するスピードは遅くなります。
つまり、自然のエネルギーを利用した蓄熱型パッシブ冷房となる訳です。
少々難しい文章になりましたが、私達が造る住宅は保温する効果が高く冷気を逃がしにくい断熱構造になっているので、その利点を活用します。
今朝は私の自宅も窓を開放し外気を入れましたが、窓を開けるとスーっと冷たい空気が室内に入るのがわかります。
室内に冷たい外気が入ったら、あとは室内の内装材が冷えるのを待つだけでOKです。
この方法は6月位までエアコンを利用しなくても夕方まで涼しく過ごせます。
電気料金が高騰する昨今、省エネは家計にとって必須となりました。
一般的な住宅を造り我慢して暮らすか?
高性能住宅を造り知恵と工夫で快適に暮らすか?
運命の分かれ道!
高性能住宅は、自然のエネルギーを上手に利用すれば冷暖房にかかる光熱費を抑え経済的に豊かに暮らせる住宅でもあるのです。