住宅製造原価の高騰
2023.05.13
住宅には数多くの部材が必要であり、木材やコンクリート、鉄筋や銅線など様々な資材で構成されています。
その中でも木造住宅の構造体となる木材価格は高止まりしている状態です。
柱や土台や梁などの構造材はもちろん、羽柄材と呼ばれる間柱や筋交い、垂木などの価格も同様です。
昨年の一時期に比べると下落傾向にあるものの、まだ妥当な金額には落ち着いていません。
この流れと同様に合板の価格も上がっています。
こうなると企業努力のレベルでは太刀打ち出来ません。
頭の痛い話ですが、こうした大問題を解決する方法はないものか?と無い知恵を絞る日々は続きます。
輸入の木材が高騰した背景に国産木材も高騰しています。
需要と供給のバランスでそうなるのかもしれませんが、私には便乗値上げだとしか感じられません。
良質でコスパに優れた高性能住宅を造るには、非常に難しい時代へ突入したのかもしれません。