価格転嫁しない大手企業
2023.04.28
約1年前の新聞記事の内容ですが今回もお付き合い下さい。
原油高、円安などの影響により加速的にインフレが進んでいる中、大手企業が揃って販売価格を5%~15%上げました。
これは当然であり、利益を確保する為には価格転嫁が必須なのは誰でも理解しています。
しかし、価格転嫁しない大手企業も存在します。
それは、ベイシアとカインズホームとワークマンでこれらの大手企業はベイシアグループです。
ではなぜ価格転嫁しないのでしょうか?
答えはいつくかあると思いますが、1番の理由はお客様の立場に立っているという事だと私は認識しています。
もちろん価格転嫁しない場合は、会社の利益は減る傾向にあり企業活動にはマイナスに働くのでは?と一般的な会社経営者は考えます。
しかし、良く考えてみれば分かる事ですが、価格転嫁した商品を見て「買うのやめよう」と判断されれば商売にならないのです・・・
つまり、お客様に選んでいただいてこそ商売が成り立つ訳で、選んでもらえなければビジネスにはなりません。
この点にフォーカスしたベイシアグループは素晴らしい!
お客様に選んでいただいてナンボなのが商売の世界である!
この私も1年前に価格転嫁するのを拒んだ経営者です。
住宅1棟で製造原価が500万円も上がったのが1年前です。
私はコストダウンに真正面から取り組み家造りを根本から見直したのはもちろん、私自身の収入も減額して利益率を下げて価格転嫁しないようスタッフに伝えました。
お客様に選んでもらえる建築屋になるべく挑戦する日々は続きます。