壮絶な危機感
2023.04.20
今から約1年前、私には壮絶な危機感がありました。
当時の社内を見渡しても危機感を感じている社員は1人も存在しませんでした。
私が感じた危機感とは、急激なインフレによる商品の値上げと円安、ロシアのウクライナ侵攻でした。
もしも、上記の1つだったとしたら危機感はそれ程感じなかったかもしれませんが、私の未来アンテナには敏感にこうした状況が反応しました。
新型コロナに端を発したマネーの増刷によりインフレに拍車がかかり、この日本も市場へお金を供給し続けた結果、世界から見て弱い円と判断され円安になりました。
その後突然、ロシアがウクライナに侵攻し軍事的な攻撃に入ったのです。
一見私達の生活にあまり関係のない出来事のように感じますが、私は「これはまずいな・・・」と危機感を感じたのです。
上記のような大問題が3つ重なれば、日本の景気は良くなるどころか景気悪化へ向けてまっしぐらになるのは明白です。
もちろん景気が悪化すれば、住宅建築どころではありません・・・
つまり、私達のような住宅建築業に景気悪化が直撃し会社存続に関わる状況になる可能性が高いと感じたのです。
私は未来を予想し商売を行っているので、「1年後はえらい事になるな・・・」と予想しています。
そして、1年後に備え今出来る事を1つ1つ考え行っています。
私の考えや行いを理解出来る人はほとんど存在しませんが、1年後「だから、1年前にそうしてたんだ・・・」と感じるはずです。
私は現在の状況も10年前に予想していました。
連日宴を上げる仲間の会社経営者を見て「これは続かないな」と感じ自身の行動を改めました。
そして、本業が厳しくなった時に窮地をしのげる会社を設立しました。
あれから10年が経過し、この会社は安定した収益を得られる会社に成長しました。
そして、これから来る大不況に住宅建築業が影響を受けたとしても耐えられる仕組みが今あります。