政府は財政破綻しない
2023.04.5
前回の日記では、信用創造の仕組みや日本が財政破綻しないという内容をお伝えしました。
今回は、こうした日本の実情を踏まえた上で私達の生活とどう関係しているのか?をお話します。
資本主義社会には信用創造という概念があり、この仕組みにはインフレという副作用があります。
無尽蔵にお金が出回ればお金の価値は下がり物の価格が上がりますが、これがインフレという事は皆様もご存じかと思います。
私が子供の頃は30円だったアイスが約50年後の今は100円になっているのがインフレです。
つまり、30年・50年と時間が経過するにつれて物価は上昇するのが資本主義社会です。
こうした仕組みは誰でも認識していますが、ここからが本題です。
では、3000万円の住宅をローンを組んで借入し取得したとします。
5年後・10年後にあなたは繰り上げ返済しますか?
「だって、金利負担が大きいから繰り上げ返済するのが最良でしょう!」
実はそうでもありません・・・
仮に2500万円の借り入れ残があり金利が1.0%で、手元には1000万円の繰り上げ返済用の自己資金があったとします。
この場合、1000万円を繰り上げ返済して1%の金利分をなくすよりも、1000万円を投資して5%のインカムゲインを得た方が遥かにお得です。
年間50万円のインカムゲインがあれば、そのお金を再投資して複利で増やす事も出来ますし、50万円を返済の原資として良い訳です。
頭では理解出来る内容ですが、「ちょっとよく分からない・・・」と言う方は私が直接お話出来ます。
私も自宅の土地と建築費を銀行から借り入れしています。
繰り上げ返済出来るお金もありますが、銀行へ返済せず投資に資金を振り向けています。
私の投資先は日本株で概ね利回り5%です。
分離課税により20%の源泉徴収税が差し引かれるので手残りは4%となります。
たかが4%の利回りと感じがちですが、預貯金から比べれば数百倍のインカムゲインである事は間違いありません。