今までの常識から考え直す
2023.03.24
住宅建築資材の高騰が止まりません。
木材を始め鉄や非鉄、塩ビ、床材や内装材など全ての部材価格が上がり続けています。
こうした資材高騰の流れは誰にも止められず、住宅建築の製造原価は数年前に比べ2割程度上がっているようにも感じます。
一般的には資材の高騰を受け「仕入れが高いので販売価格が上がってしまうんですよ・・・」となるのでしょうが私は違います。
今まで造ってきた住宅の造り方や部材を根本から見直し、間取りや外観を含め家造りの常識から見直します。
つまり、今まで私達が行ってきた家造りを一旦否定し全く新しい家造りの概念に基づき再度組み立てる訳です。
この作業は非常に手間がかかりますが部材の1つ1つから再検討し手間の省力化を図る為、住宅の造り方自体も見直す必要があります。
自分達が積みあげてきた家造りを根本からひっくり返すという行為は一般的ではありませんが、リーズナブルな価格を提示する為には必要な作業だと考えています。
経営の神様である松下幸之助のさんの言葉に
「好景気よし、不景気更によし」というのがあります。
これは、好景気には商品が売れるので良い事であり、不景気には今のモノ作りを見直す良い時期だという事です。
経営の神様を見習い自社の家造りを根本から見直す時期に入っているのかもしれません。