個人は2ジョブ・法人も2ジョブの時代へ
2023.03.16
世界全体の労働環境を鑑みると働く人のスタイルが大きく変化している事に気づきます。
終身雇用制度は影を潜め自身のスキルに見合った職業へ転職するスタイルが主流になりつつあります。
国内大手企業も副業を認め1つの仕事に従事するのではなく、複数の仕事を掛け持ちする2ジョブが常識になる時代へシフトしています。
会社に勤めながら週末は別の仕事をして収入を安定させる働き方が認められた昨今、企業側も1つの仕事だけでは経営が安定しない時代へ突入しています。
つまり、個人は2ジョブ・法人も2ジョブという考え方です。
国内大手自動車メーカーも自動車というモノを作りつつ、マイカーローンやカーリース事業を行っています。
大手物販会社も店舗で商品を販売しながら不動産賃貸業を同時に展開しています。
では私達のような地方の中小企業はどうでしょうか?
大半の会社は1つの仕事であり、複数の仕事を展開している企業は多くありません。
私はこうした時代の潮流を約10年前に感じたので、住宅建築業の他に不動産投資事業を始めて2ジョブを選択しました。
不動産投資業を始めた当初は不安定でしたが、現在は安定したキャッシュフローがあり住宅建築業よりも盤石な経営基盤が出来つつあります。
景気が悪化し事業が衰退してから新事業へ参入するのは大きなリスクが伴います。
会社の調子が良い平時に新規事業へ参入しておく必要があるのかもしれません。
商売は攻めと守りの双方をバランスよく整える必要があります。
イケイケドンドン経営はリスクを伴いますが、全く攻めない経営も成功する機会を損失します。
この卵の殻のようなモノに守られつつ攻める姿勢を忘れない経営が必要なのかもしれません。