住宅建築価格の高騰
2023.03.6
地方の住宅建築業界は数年前から不況が続き、原材料の高騰により住宅の製造原価は上がり傾向にあります。
私の感覚では、3年前に比べ住宅の建築費は2割程度上がっているように感じます。
つまり今までは、2000万円で建築出来たものが2400万円、2500万円で建築出来た家は3000万円を超える計算です。
この400万円~500万円の差は大きく、建築主はこんな考えを持つ人も少なくありません。
「土地と建物で4000万円オーバーか・・・もう少し賃貸住宅で我慢するか・・・」
「住宅建築の計画自体を白紙にする必要があるかも・・・」
こうした考えは当然であり、もしも私が住宅建築主だったとしたら同じ事を考えると思います。
しかし、現在のコストアップは慢性的なインフレによるものであり、今後住宅建築のコストが下がるのは考えにくく今よりも製造原価が上がる傾向にあります。
つまり、現在の価格は過去に比べ高いものの、これから来る未来は更にコストアップする可能性が高いのも事実です。
さて、今建てるべきか?否か?
非常に難しい問題ですが、私が26年間住宅建築をしてきた経験上で住宅の製造原価が下がった時代はほぼゼロなのを考えると、思い立った時が吉日だと思います。
いつ建てるのか?
今なのかもしれません・・・