事態が急変してからでは遅い
2023.03.5
世界を取り巻く環境は日々変化しており、いつ何が起きてもおかしくない状況下にあります。
約1年前にロシアがウクライナへ侵攻したのは衝撃的な出来事でしたが、天災などと同様に戦争もいつ起こるか予想出来ません。
世界は良い意味でグローバル化している反面、隣国の戦争も対岸の火事では済まされないのが今の世界です。
ロシアが金融市場から締め出された事で石油や天然ガスの輸出が困難になっており、欧州諸国は燃料不足という大きな問題を抱えています。
石油や天然ガスの産油国では、ロシアはトップクラスの位置にあり燃料の輸出が滞れば日本にも大きな影響が出る事は間違いありません。
石油製品の高騰はもちろん、運送コストの上昇に伴い全ての商品価格が上がる傾向にあります。
私達が造る住宅の原材料も高騰する可能性が高いので受注が困難になる事が予想されます。
約2年前に始まった木材価格の高騰によるウッドショック+石油の高騰によるオイルショックもあり、住宅建築価格は高止まり状態にあります。
こうした資源高の状況でコストを抑えられる部分といえば、人件費や宣伝広告費などの経費です。
私達は必要最小限の社員数で会社を運営しつつ、宣伝広告費にはほとんどお金をかけていません。
大きな経費がかかる住宅展示場もありませんし、そこに常駐する営業マンもおりません。
とこのように住宅の建築に関わる製造原価以外にかかる経費は最小限に抑えられています。
世界の事態が急変してから会社組織の仕組みを変えようと考えても遅く、平時に時間をかけて改善する必要があるのです。