建物本体工事と付帯工事
2023.02.28
今回は住宅価格の内訳について説明します。
住宅価格は、大きく分けて建物本体工事と付帯工事に分けられます。
建物本体工事は、足場工事・仮設電気・水道と建物本体の工事及び、建物の外1メートル以内の給排水工事を含む費用です。
これに対し付帯工事とは、建物の外1メートル以外の屋外給排水工事や上下水道の引き込み工事と外構工事などが対象となります。
その他の付帯工事には、建築確認申請費・現場管理費・カーテンやカーテンレール・照明器具・冷暖房設備・ウッドデッキなども含まれます。
建築地によって、上下水道の引き込みが不要であったり、浄化槽の設置が必要であるエリアもあり、敷地が広ければ外構工事の費用も異なるので、建物本体工事と付帯工事を分けてあるのが一般的です。
また地盤が軟弱なケースでは地盤改良が必要なので、こうした費用も付帯工事に入ります。
上記のような内訳で住宅の工事費を提示する会社なら信用出来るかもしれませんが、建物本体工事を安く見せ付帯工事に利益を乗せる業者もいるので注意が必要です。
悪徳な業者に多いのは
「建物本体価格は坪50万円~70万円で出来ますよ!」と集客しますが、付帯工事が1000万円近くを提示するケースもあるようです。
付帯工事が1000万円なんて通常の住宅ではありえません・・・
建物本体工事は比較的安く抑え付帯工事に高額の利益を乗せている会社も存在しますので、ご注意下さい。